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【HSP(ハイ・センシティブ・パーソン)】5人に1人⁉︎ 周りの目が気になるHSPの特徴

14/04/2020

Naoto

Japanese Language Teacher🇯🇵【日本語教師】(used to be a Junior high school Japanese teacher/元中学国語教師) World Trip🌎/Education✏️【旅行・教育について】

人の頼みが断れなくて・・・嫌われたらどうしようって思っちゃう。

そんな風に思うこと、結構多いんじゃないですか?

また、身近な友人や子供にも、こんな態度をとる人いるはずです。

それ、もしかしたら「HSP」という先天的(生まれ持った)特徴かもしれません。「病気」じゃないですよ!「特徴」です。

「HSP」は「HSP」ならではの、プラスの面もあります!

本記事では、「HSP」の「特徴と対策」について、一つ一つ解説!

※本記事は以下の書籍を参考にしています。

HSP(ハイ・センシティブ・パーソン)って?

「HSP(ハイ・センシティブ・パーソン)」とは、「人一倍繊細な人」という意味。

「疲れやすい」とか「眠れない」といった特徴が見られる、「先天的(生まれもった)「特徴」で、個性の一つ」

この「HSP」と勘違いされやすいのが、「うつ病」。特徴は似ているけど、「うつ病」は「後天的な(産まれた後に生じた)「病気」」

「HSP」は「上手に付き合っていくもの」、「うつ病」は「治す」もの。

治すものじゃないにしても、このままじゃしんどいよー。

そうですね。じゃあどうやって上手に付き合っていけばいいのか。「特徴」と「対策」を一つ一つ紹介!

また、HSPの人は集団にプラスの働きをもたらしてくれるとてもとても大切な存在です!最後に記述しますね。

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HSPの具体的な「特徴」

いくつ当てはまりましたか?いくつ以上がHSPと決まっているわけではないですよ!たくさん当てはまっているから「やばい!!」というわけでもない。

でも結構当てはまってますよね。

私も「あ、あれ、ほぼ全部当てはまるんだけど、、、」と衝撃を受けました。

では、一つ一つ対策を紹介!自分に当てはまっているところだけお読みください!

1 人の頼み、誘いを断れない

「この仕事終わらせるの手伝ってくれない?」「今日仕事終わりに飲みどう?」

人からの頼みやお誘いを断れないことはありませんか?

断って嫌われたらどうしよう・・・。これから気まずくなるよなぁ。

めちゃめちゃあるあるのパターン。「すみません。」って断れる人が、遥か遠い存在のように感じますよね。自分も典型的な「イエスマン」なので、断るなんでできるはずもありませんでした。

【対策】
・「自分のできる範囲を伝える」

やらないといけない仕事があるので、半分手伝います。

〇〇があるので、21時まで参加します!

一部を受け入れて、一部を拒む、という感じです。「YES」でも「NO」でもない選択肢を提示すると、いわゆる落としどころみたいな感じになりますよ!

2 人の気分に左右される

今日なんか同僚の〇〇くん、機嫌悪そうだなあ、、どう接しようかなあ。
しかも〇〇さんも、テンション低いじゃん、なんかしたかなぁ。

周囲の人の表情や言動に、自分の気持ちが左右。周囲が暗いと自分も暗く、逆に明るいと自分も明るくなります。

【対策】
・「相手との間に境界線をつける」

ここでいう「境界線」とは「物理的な境界線」のこと。

目についてしまった人と自分との間に、何か「もの」を置こう!

ファイルでもペンでも、ティッシュでもOK。「これが境界線だ」と自分で認識することで、自分だけの空間を過ごす、余裕が生まれますよ!「バーリア」みたいな感じ。

3 配慮が足りない人にイライラする

ちょっと話し声でかいなぁ。うわっ、誰だよ今ドア強く閉めたやつ。。。

些細なことでも、配慮に欠けた言動をとる人を見るとイライラ。

「HSP」の人は、「自分がされて嫌だ」というのももちろんあるけど、それ以上に「みんなが嫌な思いをする」という認識が強い。

だから余計に「イライラ」を感じてしまうんですよ。

【対策】
・相手に期待をしない。

無意識に、「この人ならこうしてくれるだろう」という期待を抱いています。

それを「裏切られた」と感じるため、余計にイライライライラ。

そのため、「相手が配慮ある行動をしてくれることを諦める」ことが大切です。そう自分で「認識するだけ」で幾分か、余裕が生まれます。「仕方がない、○○だから」「またやってる」って。

4 周囲に合わせてしまう

「週末遊園地いかない?」

「○○ってお店のランチすごい美味しかったよね」

「うん(本当は行きたくないけど(そう思ってないけど)」

こういう、本心と違うことを口にしてしまうことを、専門用語で「過剰同調性」と言います。

あえて波風を立てたくないという気持ちや、反対して嫌われたら、、という気持ちがあるからですね。

【対策】
・感じていたことを後から書き出す

相手に同調しているその場面では、「自分の本心がわからなくなる」ことがあります。その場を終えて、もう一度考えて、自分の本心を「書く」。

この「書く」っていうのはものすごく効果的で、1日1行でもいい。ちょっと書くだけでも、かなりリラックスできますよ!

5 馴染むのに時間がかかる

転職や転勤をした時、新しい部署に配属になった時、クラス替えの時、自分の所属する集団が変わった時に、新しい環境や集団になかなか馴染めません。

どんな風に思われてるんだろう?
うわー今の自己紹介で大丈夫だったかなー。

「自分」よりも、「相手」のことを優先してしまうのが「HSP」の特徴。相手の顔色をうかがって、なかなか歩み寄ることができないんです。

【対策】
・「最初に人見知りだと伝える&質問してくださいと伝える」

最初の自己紹介などの場面で、この二つを伝える!

POINTは「人見知りです」で終わらないこと。そのあとに「質問をしてください」の一言を付け加えることが大切です。

「人見知り」だけだと、「話しかけていいのかなあ」「話しかけたら逆に迷惑かも、、、」と相手に距離を与えてしまいます。

「質問してください」とあれば、その壁も限りなく低くなります。

6 悩みすぎて行動までに時間がかかる

この仕事どうすればいいんだろう。。。みんなにとってベストな選択はどれ??

頭は常にフル回転。でも手は静止状態。そんな状態がよく起こります。

別に悪いことではありませんが、勿体無いですよね。

【対策】
・「とりあえず」今できること、負担のないことをやる」

この「とりあえず」の気持ちが大切!

1日のタスクには「重いもの」と「軽いもの」があるはずです。

「とりあえず」軽いものから終わらせてしまいましょう。タスクの「数」が減るたびに、次のタスクへの意欲が出ます。さらに、余計な思考時間も減ります。

少し詳しめにこちらの記事に書いていますので興味のある方はご一読ください。

7 「音」に敏感で落ち着かない

いろんな音が頭に入ってきて、集中できない!!!

「話し声」「タイピングの音」「コーヒーを飲む音」「ペンのカチカチ」「クリック音」「コピー機の音」・・・

あらゆる音が気になって気になって仕方ない。しかも一度気になると、元に戻れない!

周囲の「音」に惑わされて、自分の目の前のことに集中できません。

私もよくカフェで仕事をしますが、店内の音楽に集中を阻害されることがよくあります。

【対策】
・耳栓/イヤホンをつける(ノイズキャンセリングがあると理想)

自分は、周囲の音が気になり過ぎて「Air pods(ノイズキャンセリング付き)を購入。詳しくは「【AirPods Pro】ノイズキャンセリング機能が快適すぎる(感想)」に書いてるので参考に!

でもこの「ノイズキャンセリング」が予想以上にすごくて、今や、仕事もカフェでも手放せない存在です。値段は高い。かなり高いですが、その先の「ストレス軽減」とか、「仕事のしやすさ」を考えたら、大したことなく感じます!

8 「視覚」に敏感 目に入るもの全てが気になる

ファイル一つだけ逆さまじゃない??
あ、〇〇さん今日何回も背伸びしてる、疲れてんのかなあ。

こんな風に眼に映るものすべてに集中が削がれていきます。

【対策】
・縁が太い伊達眼鏡をつける。

メガネをつけると、メガネの内側の世界に集中できる!

ブルーライトカットのメガネを買えば、周囲にも違和感なくつけることができますよ!

HSP診断してみましょう

HSPは「病気ではない」ので診断書をもらうのは難しいかもしれません。が、HSPかどうかの判断が欲しい場合はお近くの病院に行かれてください。

病院に行くほどじゃなけど気になるって方はこの「HSP診断テスト」をどうぞ。

約50項目の質問に答えるだけで「HSP度」(高・中・低)を診断してくれます。

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HSPのおかげ

HSPの人は良くも悪くも「相手のことをよくみて」います。

ですので、「相手の気持ちに配慮した言動」をしてくれている人も多いんです。

飲み会の時など、あまり積極的に話はしないけど、「聞き役」に徹してくれている人はいませんか?

主張は少なくても、その人がいるだけで集団が穏やかに進むことはありませんか?

個人ひとりひとりの言動だけでなく、全体の雰囲気を敏感に感じ取って、いい雰囲気を作り上げることができるのもHSPの大きな大きなメリットです。

上手にHSPと付き合っていくことで、HSPでしか味わえないお得な人生を送ることができます。

さらに深く知りたい方へ

本記事執筆にあたり参考にさせていただいた本が『気がつきすぎて疲れる「繊細さん」の本』(武田友紀著)です。作者自身も「HSP」で、自身の体験談も交えながら書かれています。

もっと詳しく知りたいなあって方は手に取ってみてください。

なんども言いますが「HSP」は「病気」ではなく「個性」です。「治す」ものではなく「上手に付き合っていくもの」です。

HSPだからこそ見える景色もあるし、できることもあります。深く考えすぎず、気にしすぎず、過ごしていきましょう。

  • この記事を書いた人

Naoto

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