「国語の授業で使える言葉遊び何かないかなー」
今回の記事では、SNSでも少し話題になった「ひらがなポーカー」というものを紹介します。
「語彙力」「ひらめき」それから「運」を必要とする言葉遊びで、国語の授業や、学級レクとしても実践できるゲームです。
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「ひらがなポーカー」とは:面白い言葉を作り出せ!
「ひらがなポーカー」:山札の中から5枚カードを取り、並び替えて、5字以内で言葉を作り、面白い言葉(実在する言葉)を作った人の勝ち。という遊び。
ポーカー同様5枚のカードを駆使するシンプルな遊び。
でも面白い言葉が生み出されることもあり、盛り上がりやすい遊びの一つです。
「ひらがなポーカー」のルール
実際の進め方は記事の下にまとめているので、まずは簡単なルールと概略から確認。
ルール
- ひらがなの山札から、5枚ずつカードを取る。
- 5枚のカードを自由に並びかえ、5字以内の言葉を作る。
- グループ内で見せ合い、勝敗を決める。
- 制限時間内で繰り返す。
めちゃめちゃシンプルで、たったこれだけです。
「勝敗の決め方」は、実践する学年によって調整できますが、基本的には「実際にある言葉を作れたら勝ち」「ないけどありそうなら勝ち」など。
「実際にある言葉を作れたら勝ち」でも、文字数によって勝敗を決めるなどするといいですよ。
ただ、やってみるとわかりますが、「実際にある言葉5文字」が出ることはほとんどありません。「ゆでたまご」とか「あさごはん」とか、こんな言葉が作れた奇跡です。盛り上がります。
使用するカードの説明
カードの種類
- 普通カード:「あ〜ん」「っ」「ー」
- 透明カード:「濁点」「半濁点」
- 草生えるカード:「w」
- ジョーカー:「○」
※「い」「ん」「か」「し」「う」「た」「と」「つ」「て」「の」はよく使うので2枚入り
「透明カード」は1枚としてカウントしません。なので、「濁点」「半濁点」が出たら、もう一枚引きましょう。
「w」は、「草生える」の意味。つまらない言葉でも、最後にこれつけるだけで、面白い言葉になりますよw
「ジョーカー」は何にでもなれる「最強カード」。
基本はこんな感じですが、カードの枚数やルールは自由にアレンジしてもOK。例えば僕は下のようなルールを追加して行いました。
追加ルール
- 5枚引いたあと、1回のみ最大2枚のカード変更ができる
さらに盛り上げるための追加ルール。どうにか5枚揃う人が出てきてほしいなーという思いで付け加えましたが、現れず。。。
最大で2枚捨てさせて、2枚山札から引く。
これだけでも、「あの文字こい!」っていう強い姿勢が見られます。
「授業」として深めるには:遊びから学びに昇華させる
「授業」に昇華
- グループででた言葉を記録する。
- 「実際にある言葉」「実際にはないけどありそうな言葉」「面白かった言葉」でグループに分け、全体で共有する。
単なる活動で終わるのではなく、国語の授業として活用するには、上記のように進めるといいでしょう。
次回のこういった言葉あそびに生かそうとする人が出てくるかもしれませんし、身近な言葉に興味を持たせるという意味でも、集計して共有することは、意味がある活動になってきます。
活動が盛り上がった時こそ、時間でしっかり区切って、この振り返り活動を行うと効果抜群です。
「もうちょっとやりたい」で、延長するのだけはNG。
「楽しかった」しか残らない授業になってしまいます。「楽しかった」×「ためになった」授業に昇華させるためには一工夫必要ですね。
実際のゲームの流れ
カードを中央に置き、参加者それぞれカードを5枚ずつ取る。
そして、5枚のカードをめくってみると。。。いい言葉が来ないかな、ドキドキっ。
「そほぬつの」!?「つのぬほそ」!?「ぬそほつぬ」!?
うーん、しっくりきません。ということで、カードをチェンジしましょう。
最大2枚変更可能ですが、今回は「ぬ」だけをチェンジ。
いいカードこい!!
まさかの「w」。
おかげで、ツノを持った動物たちのいじめ現場みたいな言葉が生まれました。「w」は結構強いカードかもしれませんね。
このような感じで、楽しみながら、想像力を働かせながら、やってほしいと思います。
誰も想像つかない「新語」が誕生するかもしれません。
ただしいわゆる「悪い言葉」が出てきた時のことも考えて実践しましょう。
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まとめ
今回は国語のアイデア授業として、「ひらがなポーカー」を紹介しました。
事前の準備と工夫次第で、いくらでも価値を生み出せる言葉遊びになりますよ。