子供達に「小テスト」をしたい!
丸付けが大変だから、自動で採点できる仕組みを作りたい。
今回は、【Google Classroom】の中で、「小テスト」をする方法をお伝えします。
「小テスト」をするには、ズバリ「フォーム」というアプリを使います。
これを使えば、小テストを自動的に採点し、その点数を教員側のパソコンで把握することもできます。
小テストを作成する際の注意点も合わせてお伝えします。
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「小テスト」の作り方
1 「テスト付きの課題」を作成する
手順
- 「授業」をクリック
- 「+作成」をクリック
- 「テスト付きの課題」をクリック
2 「フォーム」を開く
手順
- 「Blank Quiz」(フォーム)を開く
3 「記述式」を選択する
手順
- デフォルトの「ラジオボタン」をクリック
- 「記述式」をクリック
- 「記述式」の変わっていることを確認
- 問題文を入力
「選択式」の小テストを作成することもできます!
テストの種類については、下の方で詳しく書いてますのでそちらを参考にしてください。
とりあえず「記述式」の作成方法をお伝えします。
4 問題と模範解答を作成する
手順
左下の「解答集を作成」をクリック
- 「正解」を追加する
- 「点数」を決める
- 右下の「完了」ボタンを押す
注意ポイント
「正解を追加」で入力した解答以外を生徒が入力した場合は、全て問答無用で×になります。上の問題でいうと
「正解を追加」のところに「鎌倉幕府」と入力 → 生徒が「鎌倉」と入力 → 【不正解】
なので、ちゃんと点数を集計するためには
- 生徒の解答を想定して、模範解答をいくつも入力しておく。
- 「○○幕府」のように、文字数を制限した出題をする。
この2つのどちらかで行うと、ミスを減らせますよ!
今回は「鎌倉」と「鎌倉幕府」の両方を解答として入力しました。
5 「タイトル」を入力する
手順
- 「模範解答」「点数」をテェック
- 右の「+」で問題を追加
- フォームの「タイトル」を入力
6 課題を配布する
手順
- 「フォーム」を公開する「対象」を選択
- 「課題」全体の点数を入力する。(100のままで問題なし)
- 「期限」を入力
- 「トピック」を入力
- 右上の「課題を作成」をクリック
【期限】
提出期限を入力します。「○月○日の○時まで」と設定すれば、それ以降の課題の提出はできなくなります。
授業で使う時には、「期限なし」でOK!
【トピック】
課題のグループ分けのこと。
例えば「国語」なら、「物語文」「説明文」「文法」など、中グループを設定すると、整理された状態にすることができます。
これで課題の作成と配布が終了!!
あとは、子供達が解答したものを点検・集計しましょう。
「解答」の集計の仕方
フォームでは自動的に解答を集計し、グラフ化してくれます。
手順
- Googleドライブに保存されている作成した「フォーム」を開く
- 「回答」をクリックする
小テストの「合計点」や問題ごとの正答率、誤答が一目でわかります
子供の苦手なところの確認にはとても便利な機能です!
その場で点数と模範解答を確認!
解答後、送信するとすぐに自分の点数と、正答誤答を確認できます!
正解だと緑色、誤答だと赤色で表示されます。
「小テスト」の種類
1 記述式
上で説明した通りです。
2 ラジオボタン(複数の選択肢から「1つ」を選ぶ)
「ラジオボタン」は複数の選択肢から「1つ」の解答を選択する時に使います。
「解答集を作成」で模範解答として選択したところに✔️がつきます。
3 チェックボックス(複数の選択肢から「複数」を選ぶ)
「チェックボックス」は複数の選択肢から、複数の解答を選択する時に使います。
「解答集を作成」で模範解答として選択したところに✔️がついています。
4 プルダウン(多い選択肢から「1つ」を選ぶ)
「プルダウン」は選択肢がものすごく多い時に使います。
小テスト作成で使うことはほとんどないかもしれませんが、一応参考までに。
「選択」ボタンをクリックして、表示される選択肢の中から選ぶことができます。
「小テスト」作成の小技
よりこだわった、わかりやすい小テストを作るための小技をご紹介!
小技
- 「新しい問題」を追加
- 「質問」をインポート
- 「タイトル」と「説明」を追加
- 「画像」を追加
- 「動画」を追加
- 「セクション」を追加
「質問」をインポート
他のフォームで作成した「質問」や「問題」を使いまわすことができます。
「ちょっとだけ変えたい!」とか
「いくつかのフォームを融合したい!」
という時に有効です!
「画像」「動画」を追加
「画像を見て答えなさい」
「動画を視聴して気づいたことを書きなさい」
という時に使いましょう。
「画像」添付の使い分け
実は「画像」添付ボタンは2箇所あります。何が違うのでしょう。
画像添付の違い
- 「1つの画像」で「1つの質問」に答えて欲しいとき
- 「1つの画像」で「複数の質問」に答えて欲しいとき
どちらを使っても問題はありませんが、上記の使い方をした方がより見やすくなりますよ!
「セクション」を追加
「セクション」とは「まとまり」のこと。
「質問の種類」が途中で変わる時など、このセクションを分けることで、回答するときに「次へ」ボタンが表示されるようになります。
セクションを追加しなければ、ひたすら下にスクロールしながら回答。
セクションを追加すると、ページをめくりながら回答。
このように使い分けることができます!
まとめ
一度作ってしまえば、何回でも使いまわせるし、手を加えることもできる優れもの。
いちいち質問を打ち込まなくても、画像を添付するだけで、小テストができるのもメリット。
数十人分のテストを採点しているあなた!
その時間、圧倒的に短くなりますよ!!
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