国語のアイデア授業

【ことわざカルタ】国語の面白授業!/「スプレッドシート」を使って自作もできる!

13/12/2020

Naoto

Japanese Language Teacher🇯🇵【日本語教師】(used to be a Junior high school Japanese teacher/元中学国語教師) World Trip🌎/Education✏️【旅行・教育について】

せっかくなら、カルタ作りから楽しんでもらいたい!
効率よくカルタ作りをしたいけど、どうしても時間がかかる・・・

国語の授業の中でも、子供達が意欲的に取り組む「カルタ」。

「ことわざ」「故事成語」「慣用句」「古語」。。。などなど、結構なんでも「カルタ」で楽しみながら覚えさせることができますよね。

そのカルタを自作するとなると色々と手間も時間もかかりますが、今回は「スプレッドシート」を使って「30分」で、カルタを作る方法をお伝えします!

作り方はズバリ、「【Google Classroom】内で【スプレッドシート】を、【共有】して公開・編集する。」方法です。

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用意するもの!

準備

  1. カルタ大にカットした画用紙(必要枚数)
  2. スプレッドシート(Google Classroom)

100均にも、「ことわざカルタ」とか売ってますよね。でも、少しでも子供たちに興味を持って楽しみながら、取り組んでもらうには、やっぱり自作が一番!

スプレッドシートの共同編集を使えば、作る手間もかなり削減できますよ。

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スプレッドシートの使い方(授業前準備)

1 スプレッドシートを作成する

Googleのアプリの中から、「スプレッドシート」を選択。

新規で開きましょう。

2 児童(生徒)の人数に合わせた枠を作る

在籍数に合わせたシートを作りましょう!

最終的には、このシートをこのまま暗記用として印刷して、子供たちに配布するので、「A4」「B4」サイズで作成するのがベスト!

指導者側が覚えて欲しい言葉を入れられるように、在籍数+αで作成しておくと良いですよ!

3 作成したクラスルームに投稿する

「作成」をクリックして、「課題」を選択しましょう!

手順

  1. 「追加」をクリックし、スプレッドシートを添付する
  2. 「生徒は編集可能」に設定する。

特に大事なのが「生徒は編集可能」にしておくこと。

これを忘れてしまうと、かなり手間がかかるので、忘れずに設定しましょう!!

4 課題作成ボタンを押す

ここまで出来たら、右上の「課題作成」ボタンを押すだけ!

これで授業前の準備はおしまいです。

実際の「授業の流れ」は?

授業の流れ

  1. 一人一つ気に入った「ことわざ」を選ばせる。
  2. 選んだ「ことわざ」と「その意味」をスプレッドシートに記入させる。
  3. 選んだ「ことわざ」を、グループの分だけカルタカードに書かせる。

1 一人一つ気に入った「ことわざ」を選ばせる。

一覧表を配布してもいいし、PCがあれば、調べさせてもいいので、一つ子供達に選ばせましょう。

そうすることで、自分が選んだものは絶対とろう!とやる気になってくれる子が多いですよ。

子供達が選ばなかった「ことわざ」で、これは覚えておいて欲しいな!というものがあれば、教師側で追加で選ぶと内容もぐっと深まります。

2 選んだ「ことわざ」と「その意味」をスプレッドシートに記入させる。

「出席番号」のところに、自分が選んだ「ことわざ」とその意味を書かせましょう!

一人一台タブレットがあるなら、それを使って。

なければ、4、5台準備して、「ことわざ」を選んだ人から入力しにきて!!ってするとスムーズに進むと思います。

「共同編集中」の場合、誤って他の人の言葉を消してしまうと、元に戻せなくなることもあるので、注意するよう促しておくといいですよ。

人数が少ない学級は、一人二つとか三つ選ばせてもいいし、先生が追加して調整してもいいと思います!

3 選んだ「ことわざ」を、グループの分だけカルタカードに書かせる。

カルタ対決をするグループの数が4つなら、4枚。6つなら6枚。カルタカードに、選んだ「ことわざ」を書かせましょう。

「意味」は書かなくて構いません。

4 完成したスプレッドシートを印刷・配布

最後に、完成したスプレッドシートを印刷しましょう!

次の授業で、その紙に書かれた意味を先生が読んで子供達がとる。

事前に配布しておけば、頑張って覚えてくる子もいるはず。

こうすれば、教師一人でことわざの意味を準備したり、読み札を準備したりする必要もなくなるし、子供達も楽しみながら活動に取り組んでくれます!

あとは、それぞれが作ったカルタカードを各グループに配布しましょう。

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「自作」するメリットは大きい!

自作のメリット

  1. 子供自身が興味のある言葉を選べる
  2. 最低1枚(自分が選んだカード)はほぼ確実に取れる

1 子供自身が興味のある言葉を選べる

一番のメリットは「子供自身で学習を進めていける」こと。

さらに自分が興味のある言葉をピックアップしたり、カルタカードを作成したり、カルタ大会に向けて暗記したり、活動の中にいくつもの「反復」の要素が組み込まれるので、定着もしやすい活動です。

教員がやるのは、事前のスプレッドシートの準備と、読み札を読むことくらい。

そのクラスだけの活動ができる面白味があります!

2 最低1枚(自分が選んだカード)はほぼ確実に取れる

また、暗記が苦手な子、引っ込み思案の子でも、ほぼ間違いなく自分が作ったカルタカードは取ることができるというのも大きなメリット。

「せめて自分のだけは!!」っていう心理も働くし、1枚取れたら2枚3枚と欲も出てきますからね。

どんどん深まっていく活動です。

まとめ

今回が、「国語の授業」の一つとして、「ことわざカルタの作成」についてまとめました。

クラスルームとスプレッドシートがあれば、準備も含めて簡単に出来ますよね!

子供のやる気もアップするし、教員側の負担も減らせると思います!ぜひ活用してみてください!

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Naoto

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