どうやったら音楽のリズムに合わせて画面を切り替えられるの?
本記事では、ファイナルカットプロにおける「音楽に合わせて画面を切り替える」方法をまとめています!
動画のオープニングの場面など、バックサウンドのリズムに合わせて画面を変更できたら、かなりおしゃれな動画にできますよ。
記事の内容
- 「m」キーでマークをつける方法
- 音声の編集の仕方
- Final Cut Proに内蔵されている「BGM」「効果音」
音楽に合わせて画面を切り替える方法
これまでは、何回も聞いて、動画を動かして、また聞いて微調整をして、ってやってたけど、もっといい方法があるの??
ありますよ。
しかも超簡単!
下の方法でこれからはやってみてくださいね。時短になりますよ。
キーボード「m」でマークをつける
「m」のキーをクリックするんです!
すると、上の画像のような紫色の三角みたいなマークが、カーソルのあるところに表示されると思います。
「mark」の「m」と覚えましょう!
これをどう使うかというと、、
「m」キーの使い方
- 音楽を流し聴きして、リズムや音の高低をつかむ
- 音楽を聴きながら、リズムに合わせて「m」キーをクリック
- 紫のマークに合わせて、画像(動画)を配置する
この手順を、順番にやってみてください!
「リズムがあるとことがよくわからない!」そんな時は、サウンドのバーを縦長にしてみましょう!
音の波形が大きく変化しているところにマークをつけるといいですよ。
マークに合わせて動画を配置する
マークに合わせて、画像や動画を配置しましょう!
配置する間隔を、短いところと長いところをランダムに配置すると、みていて飽きない動画になりますよ!
マークに合わせるときの注意
できるだけタイムラインを「拡大」した状態で操作しましょう。
ぱっと見は、マークと画像が合っていても、いざ再生してみると、ほんの少しズレていたりします。
音楽と画像がぴったりハマればすごくおしゃれだけど、逆に0コンマでもズレるとものすごく目立ちます。
タイムラインをできるだけ拡大して、微調整しながら進めましょう。
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それでは、右上の「音声編集」で何ができるのか、一つずつ見ていきましょう。
できる音声編集の一覧が、下の通りです。
【Final Cut Pro】でできる音声編集
- ボリューム
- イコライゼーション
- オーディオ解析
- ラウドネス
- ノイズ除去
- ハムの除去
- パン
- エフェクト
「なんじゃそら」「よくわからん」っていう言葉も結構多いですよね笑
でも、それぞれとてもシンプルなので、安心してください。
それぞれの意味と使い方を見ていきましょう!
1 ボリューム
「ボリューム」は、左右に動かすと調整することが可能。
ー100dB〜12dBの間で調整できます。
聴きながら音量を調整してもいいですし、下の「オーディオ構成」というところを見ると、「赤」「黄色」「緑」で、視覚的にわかりやすくなっていますよ。
上の画像は、全部が「赤」になっているので、音量が大きすぎですね。
2 イコライゼーション
「イコライゼーション」という操作は、一番シンプルに、本質を変化させることができる操作なので、使用頻度が高いです。
少し長くなりますが、詳しく解説していきますね。
チェックボックスにチェックを入れる
「イコライゼーション」とは、「特定の周波数の音量を大きくしたり、小さくしたりするエフェクト」のこと。
周波数ごとに音量を調整して、あらゆる音に変更することができます。
「音量調整」のアイコンをクリック
次に、「イコライゼーション」の言葉の右側にある「音量調整のアイコン」をクリックしましょう。
ここから、詳しく編集していきます。
9種類の音声テンプレートから選択できる
すると、画像のような、「周波数ごと」に表示された「グラフィックイコライザ」というものが表示されます。
それは少し置いておいて、まずは、左上の「フラット」と書かれたところをクリックしてみましょう。
そこに表示された9種類の言葉が、「音のテンプレート」です。
例えば、「ボイスエンハンス」を選択すると、
このように自動で、音声が編集されます。
名前からは意味が想像しにくいものだけを、簡単に紹介します!
音声編集の用語
- 「フラット」:そのまま(編集なしの状態)
- 「ボイスエンハンス」:人の「声」を強調
- 「ミュージック強調」:人の声よりも「音楽(サウンド)」を強調
- 「ラウドネス」:音が反響する感じ。ホールの中で演奏されているイメージ
- 「ハムリダクション」:ノイズ除去
ボイスエンハンスやラウドネスは、簡単でよく使いますが、音が大きすぎると割れることもあるので、変更後は確認すると、変な手間を取られずに済みますよ。
手動で微調整も可能
左下の「バンド」を操作すると、「31バンド」に変更することも可能。
そして、真ん中の青い丸は、「手動で変更」することもできます。どこを動かしたらどうなるとかは、分かりませんが、細かいところまで音にこだわることもできますね!
3 オーディオ解析
オーディオに問題がある場合、ここをクリックすると、「自動で解析」し、修復してくれます。上の画像のような「修復済」の言葉があれば、問題なし。
問題がある場合は、「問題あり」と黄色で表示されますよ。例えば、「ノイズ」あったりすると、「問題あり」となり、自動で「ノイズ除去」を操作を行い、「修復済」としてくれるということです。
4 ラウドネス
「ラウドネス」とは、「音の大きさ」という認識でOK!
「量」と「均一性」、それぞれの微調整が可能です。
量
「量」の操作は、シンプルに「音量」の操作。「%」を上げると、下の「オーディオ構成」の赤いところが増えてきますよ。
均一性
「均一性」の「%」を上げると、「オーディオ構成」のいわゆる「谷」の部分がなくなって、平坦な音調になるイメージを持ってもらえればOK。
自分で聴きながら、それから「オーディオ構成」を見ながら、微調整しましょう。
5 ノイズ除去
名前の通り、「チェック」をつけると、「ノイズ(雑音)」を除去してくれます。除去する量を、その下のバーで調整します。
「オーディオ解析」で自動で、チェックが入って、「量」も決めてくれていることもあります。
6 ハムの除去(周波数)
「ハムの除去」も、「ノイズの除去」と似ています。
特定の周波数における、「雑音」を除去するということ。50Hz、60Hzでよく発生する「電気ノイズ」の除去のための操作です。
それぞれで聞き分けてみるのが一番早いと思います。
7 パン
「パン」とは、音が聞こえる位置を意味し、左右のどこから聞こえるか、を調整する機能。
簡単にいうと、「Aの音は右側から」「Bの音は左側」「Cの音は両方から」「Dの音は8割右から、2割左から」みたいな感じで、音の出どころを決めたり、また、移動させたりすることができる機能。
よく歌手の歌でありますね。ハモリのところは左耳からしか聞こえないみたいな。
そのテンプレートが、上の画像にあるように10種類。
もちろん手動での微調整も可能!
このような図形が表示されます。
カラフルな山を調整することで、左右の音を調整する仕組みです。
細部までこだわりたい!という方は、ここも自分なりにアレンジしていくと面白い音が作れますよ。
8 エフェクト
音声に「エフェクト」を挿入することができます。
これも「イコライゼーション」に続いて、よく使う&手軽な音声編集の方法ですよ!
「エフェクト」とは、分かりやすいもので言えば、「エコー」とか「ヘリウム」とかそういう効果をつけることができます。
「音声エフェクト」の数は109種類。かなりたくさんありますね。
右下の「エフェクト欄」から選んで、エフェクトを追加したいサウンドのところまでドラッグするだけ。
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【ココナラ】の無料会員登録はこちら「効果音」の保存場所はどこ?/お試し再生がしたい
まずは、「効果音」から!
「効果音」のお試し再生は、PC本体にデータがあるので、そこから再生できますよ!
1 「Finder」→「Final cut pro」で検索!
これで、挿入することができました。
終わりに
この方法は、「オープンング」や「エンディング」の作成によく使う方法です!
ぜひかっこいいオープニングを作ってくださいね!
「Finder」→「Final cut pro」で検索をしましょう。
もしくは、「ムービー」の項目の中に保存されているので、「ムービー」をクリック。
2 「Final Cut Pro Sound effects」のファイルをクリック!
「Finder」で「Final cut pro」と検索すると、すでに編集を行っている場合は、その保存データも含めて、かなりたくさんのデータファイルのアイコンが表示されます。
ちなみに、この操作を覚えておくと、データ管理に役立ちますよ。
その中に、「Final Cut Pro Sound Effects」というファイルがあるはず。ここに、「Final cut pro」で使える、無料の音データが入っているので、クリックしましょう!
3 14のジャンルごとにまとめられた「効果音データ」
「Final Cut Pro Sound Effects」の中には、さらに14のファイルがあります。
14種類にジャンル分けされた「効果音データ」がこの中に入っているので、再生して確認することができますよ!
タイトルが全て「英語」で書かれているのが難点。
わかりにくいタイトルもあるので、一通り聞いてみて、いいな!というものには、名前をつけておいたり、別のファイルに入れておいたりすると、いざ使うときに便利かもしれませんね。
14のファイルの簡単な日本語訳は下の通りです。
ファイルの例
- 「雰囲気」:飛行機音、街中の音、鳥、森、雨、風、地下鉄 など
- 「動物」:熊、犬、猫、クジラ、虎、狼、馬、かえる、恐竜 など
- 「爆発」:爆発音
- 「行動に関する効果音」:殴打、指を鳴らす、服を着る、足音、拍手、チャック など
- 「衝撃」:武器やものを使った殴打音、ガラス音、剣、物が崩れる音 など
- 「機械」:カメラ、エンジン、キーボード、ノイズ、ピストル、ドリル など
- 「色々」:鐘、チャイム、小銭、火、旗、サイレン、スプレー、笛 など
- 「動作」:行動や思考、場面転換に合わせた「効果音全般」
- 「人々」:赤ちゃん、呼吸、せき、観客の声、心臓、咀嚼音、くしゃみ、返事や相槌 など
- 「SF」:警告音、レーザー銃、宇宙船 など
- 「運動」:レース、野球、バスケット、ボクシング、サッカー、ゴルフ、スキー、水泳の効果音 など
- 「交通」:飛行機の音、ドアの開閉音、エンジンをかける音、ボート、バス など
- 「武器」:銃声、カッター、ナイフを投げる、戦争音、剣 など
- 「仕事」:缶を開ける、水を注ぐ、ドア、卵、病院、ライター、シャワー など
全ての効果音を合わせ、なんと「1347種類」。
ありすぎて困るくらいのデータが、無料で使い放題というのは物凄いですね。
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「BGM」は全部で200種類!
「BGM」は、「Final cut pro」のアプリを開くと確認できます。
全部で200種類ありますが、一つの音源を「Short」「Medium」「Long」と分けているものもあるので、実際の「音楽の数」としてはもう少し少なくなりますね。
1 「サウンドエフェクト」を選択
左上の「音符」のアイコンから、「サウンドエフェクト」を選択しましょう。
この中には、無料で使える「BGM」と、さっき上で確認した「効果音」も入っています。
2 「ジャンル」→「ジングル」
「ジャンル」をクリックすると、「ジャンル」ごとに、「サウンドエフェクト」が並び替えられます。
その中の「ジングル」というジャンルが、いわゆる「BGM」のような役割を果たしてくれるもの。
その種類は「Short」「Medium」「Long」含めて、200種類。
「Long」と言っても1分弱の音楽がほとんどなので、少しネックではありますが、かなり豊富なBGMを無料で使うことができます。
編集画面に「BGM」「効果音」を挿入する方法
1 「音符のマーク」→「サウンドエフェクト」
「Final cut pro」に初めから入っている「BGM」「効果音」を、動画に挿入するには、まずは、左上の「音符のマーク」をクリック。そのあと「サウンドエフェクト」をクリックしましょう。
「BGM」や「効果音」のタイトルを知っているのであれば、「検索」で入力した方が圧倒的に早いですよ。
2 「選択した音」をドラッグ
挿入したい「BGM」や「効果音」を見つけたら、あとはそれをドラッグして運ぶだけ。
これで、挿入することができました。
終わりに
この方法は、「オープンング」や「エンディング」の作成によく使う方法です!
ぜひかっこいいオープニングを作ってくださいね!