※2023年現在は、「オンラインでの申請のみ」行っているようです。
こちらのリンクから、ビザの申請の手続きを行えます。
さて、今回は「ハンガリーのワーキングホリデービザの取り方」についてのまとめ記事です。
「日本とハンガリーの2回手続きがいるの?」
「ハンガリーで直接手続きするにはどうしたらいいの?」
そんな疑問に答えます。
僕は、「ハンガリー」で直接申請しました。意外とネットに情報がないので困りましたが無事取得できました。
なので、その経験から、「ハンガリー現地でビザ申請&取得」する人向けに、必要なものや、やるべきことをまとめています。
注意
僕がハンガリーで申請した2022年は、直接移民局に行ってのやり取りでしたが、2023年(コロナ後)はオンラインでの申請のみ受け付けているようです。
「enterhungary」というサイトから手続きが可能です。
ただ、申請に必要な書類や、ビザが発行されるまでの期間などは以前とあまり変わっていないので、以下の記事を参考にされてください。
また「無犯罪証明書」の提出を求められることが増えているようです。それについても詳しくまとめています。
ハンガリー「現地申請」に必要な書類
申請に必要な書類・もの
- パスポート
- ワーキングホリデー申請書類
- 銀行口座の残高がわかるもの
- 海外で使える保険のコピー
- 「Accommodation reporting」(居住先オーナーのサイン)
- 顔写真
- クレジットカード(申請料18000フォリント(約6000円の支払い))
この8つです。
多く感じますが、ちゃんと揃えさえすれば、そこまで審査は厳しくないので安心してください。
書類提出後、ビザカードが手元に来るまで、早くて2ヶ月、通常2ヶ月半〜3ヶ月はかかります。
1 パスポート

移民局に入る際も「パスポート」が必要。
当然「パスポート」は必要です。オンラインの場合はパスポートの写真になります。
基本的に、「パスポートのコピー」は必要ありませんが、もしもの時のためにコピーと写真は保存しておきましょう。
また、基本的にオンラインで完結しますが、移民局に行かないといけない場合もあります。
移民局に入る段階で、「パスポート」は必要なので、忘れずに持ち歩きましょう。
2 ワーキングホリデービザの申請書類

ワーホリビザ申請書類
こちらの「ワーホリビザ申請書類」は、「移民局」で直接、もしくは「大使館のホームページ」「enterhungary」などからダウンロードできます。
自分の名前やハンガリーでの住所、パスポート番号、連絡先、生まれた場所、母親の旧姓などの基本情報を記入して提出するものです。
ハンガリーの書類提出の際(銀行アカウントなど)には、母親の旧姓や誕生日などがよく聞かれます。
3 銀行の残高証明書:少なくとも25万以上
「残高証明書」は、通帳のコピーでもいいし、スマホアプリの残高が載っている画面のスクショをプリントアウトしたものでもOK。
僕は、アプリ画面のスクショを提出しました。
基本的には現地の通貨(フォリント、もしくはユーロ)表記の残高証明を提出するのが望ましいですが、僕が間違って提出した円表記のものもそのまま受理してくれました。(多分そこまで厳しくない)
「口座内にいくら以上ないとダメ」
というちゃんとした決まりはありません。ネットで調べても25万円以上が一番多くて、50万円という記事もありました。
明確に基準があるわけではないですが、少なくとも「25万」はあった方が安心です。(他のワーホリの方に聞いても25万くらいと言っていました。)
僕は、60万円くらい入った口座のアプリ画面を提出。
ただ、コロナ&ロシア・ウクライナ戦争以降、ハンガリーの物価やエネルギー代はかなり高騰しました。
それに伴って、基準額も上がっている可能性もあるので、できるだけ余裕を持ってくることをお勧めします。
4 海外で使える保険のコピー:ハンガリーでもすぐ入れる(6500円/年)
海外の病院でも使える「保険のコピー」が必要です。
さらに詳しくいうと、海外に滞在する期間を網羅した保険へ加入しているという証明書が必要。
旅行保険でもいいし、外資系の保険会社の保険でも大丈夫ですが、クレジットカードカード付帯の保険は、「3ヶ月未満」など日数制限があるものが多いと思く、そういうのは不可です。
ハンガリーでも加入可能:「Generali」は安い
「Generali(ジェネラリ)」という保険会社では、即日・最安で加入でき、ワーホリの申請の保険としても使えます。
最安値で18000フォリント(約6500円)/年間、です。その場で支払えば、すぐに証書を発行してくれるので、わざわざ日本で高い保険に入ってこなくても大丈夫。
ただし保険としてはかなり最低限のプランです。(死亡・入院のみ)
その他の病気や怪我などの保険はおりないので注意。
ただし、ハンガリーで仕事をするとなると「Taj(タイ)カード」という保険証が必要です。
日本でいう「社会保険」みたいなもので、これがあればハンガリーの公立の病院の受診料はタダ。
ワーホリビザを取得した後に、申請することができます。(職場の上司、オーナーと相談の上)
公立の病院は質が悪い、人が多いという情報も多いですが、ちょっとした怪我や病気なら公立で十分。
よっぽどのことがない限り「Generali」の保険を使う機会はないと思います。
印刷は英字にしたものを
僕は一度申請した後に、「再提出」を求められました。その理由はおそらく、日本語表記の保険証書を提出したから、だと思います。
受付に出した時に、注意してくれればいいものを、後から通知が家に届きました。ミスがあるとかなりビザカードの発行が遅れるので注意してください。
5 「Accommodation reporting」:居住先オーナーのサインが必要

家のオーナーのサインが必要
次は「Accommodation reporting」といって、ハンガリーでの住所を証明する書類です。
ビザ発行後に、「Accommodation reporting」の半券(上の画像の左側)の部分が返却されますが、この書類がものすごく大事です。
郵便局で荷物を受け取る時や、「Tajカード(保険証)」の申請、「Taxカード(税金)」の申請などにも必要なので、単なる紙切れと思わず、パスポートやビザカードと同じくらい大切に扱ってください。
「Accommodation reporting」には、ハンガリーでの居住先の住所、家のオーナーのサインが必要です。
ホテル、ホステル、Airbnb、賃貸契約どれでもOK。
Airbnbや賃貸の場合、自分でオーナーとやりとりして、サインをもらったりする必要があるので少し大変。
移民局の人には「ホステルでもOK!」と言われましたが、ホステルだと、「うちは責任が負えないので書きません」というところもあります。(アベニューホステルなど)
ハンガリーに来るまでに時間があるなら、居住先のオーナーとやりとりしておくとスムーズです。
ハンガリーでの家探しは、基本的に「Facebook」内で直接オーナーとやり取りをします。
中には悪質なオーナーもいるので、必ず内見に行くこと、家賃に加えて光熱費の内訳はどうなのか、現金支払いかカードか(中にはユーロ支払いの場所も)、デポジットは必要か、など確実に確認した上で決めるようにしましょう。
また、危険なエリアもあります。「ブラハ駅」周辺など。暗い危険なエリアは避けるのがベターです。
6 顔写真:移民局内にある

施設内に写真機がある(日本のとほぼ一緒)
※オンライン申請の場合は使わないでしょう。
申請書に添付する顔写真(パスポートサイズ)が1枚必要です。
日本から来るときに持ってきておくと楽ちん。ですが、移民局内にも日本の証明写真機と同じものがあるので、それでもOK!
7 申請料:18000Ft(約6500円)
ワーキングホリーデービザ申請料が18000フォリント(約6500円)必要です。
そこまで高額じゃなくてよかった。
必要な「場合もある」書類
準備しておくと安心な書類
- 居住契約書
- 犯罪経歴証明
この2つに関しては、「大使館のホームページ」にも「必要」とは書いてないし、自分より先にワーホリでハンガリーに来た人も「要らなかった」と言っていたのに、「提出しろ」と言われた書類です。
1 居住契約書
「Accommodation Reporting」ではなく、単に「家のオーナーがあなたに部屋を貸してます」っていう契約書のこと。
基本的には不要ですが、居住証明書(契約書)の提示を求められるかもしれません。僕の知人は不要でしたが、僕は「出して」と言われました。
あったほうが安心かもしれませんし、提示を求められた時にはオーナーにお願いしましょう。
2 無犯罪証明書:ハンガリーで発行すると到着まで2ヶ月かかる
「無犯罪証明書」も、基本的には必要書類の中に書かれていないし、移民局に人に尋ねたときも「いらない」と言われました。
しかし、後日「無犯罪証明書がないので至急提出してください」と連絡が来ました。※2023年に申請した知人も提出を求められたそうです。
ハンガリーにある日本大使館で申請することもできますが、申請後手元に来るまで2ヶ月かかります。
基本的にハンガリーには3ヶ月(シェンゲンビザの期限)しか滞在できないことになっています。もちろんビザの申請中であれば「テンポラリービザ」といって、つなぎのビザを発行してくれますが、そのための手続きもしないといけなくなります。
ハンガリーの日本大使館で申請して到着するのを待っていると、ほぼ間違いなく3ヶ月は過ぎてしまうので、日本で発行しておくのが無難です。
僕は、移民局の人に「今からだと提出するのに2ヶ月以上かかるよ」と伝えると、数人のスタッフでやりとりした後、「じゃあこの紙に今から言うこと書いて」と、真っ白な紙を渡されて、「私は今まで犯罪を犯したことがありません。。。。」みたいな内容を書かされました。
運が良かったのか悪かったのかわかりませんが、それでビザを発行してもらえました。
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移民局ってどこにある?:ビザを直接取りに行く可能性も
公共交通機関を使うなら「バス」になります。
僕は「オクトゴン」というところに住んでいて、そこから徒歩30分40分くらいだったので、毎回歩いて行きました。
ワーホリビザは登録した住所に配送されますが、あまりに遅い場合は直接移民局に行きましょう。その辺の仕事はかなりルーズな国なので、カードはできてても配送してないこともあります。
僕も直接移民局に行ったら、普通に封筒に入ったまま置いてありました。
移民局の営業時間
月〜木:8:00~14:00
金:8:00~12:00
土日:休み
変更している可能性もあるので、事前にチェックしてくださいね。
また、どの日に行っても長時間待たされることは覚悟してください。8時間とか。
朝一で行けば比較的早く終わることが多いですが、朝一で行こうとなぜか待たされることもあります。
ビザが届いた!「Tajカード」「Taxカード」を発行→【仕事可能】
ビザをゲットした後は、さらに「Tajカード」と「Taxカード」を発行する必要があります。(ハンガリーで仕事をする場合)
ここまで終わってやっと正式に働くことができます。
なので、正式に働けるまで大体3ヶ月はかかります。その間の家賃や生活費まで考えておかないといけません。
ビザ取得前に、働かせてくれる店もあるかもしれませんが、危険です。
もし見つかった場合は、日本への強制帰国になる可能性があります。(レストランなどは罰金)
ビザ、Tajカード、Taxカードの全てがちゃんと揃った上で働く方が安心です。
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朝食付きの格安ホステル「アベニューホステル」
ハンガリー到着後の生活費や食費を抑えたい方にお勧めなのが「アベニューホステル」。
「オクトゴン」というブダペストのど真ん中のリッチにあり、ゆで卵にパンにサラダなどの朝食が食べ放題のホステルがあり、僕も家が決まるまでの2週間はこちらでお世話になりました。
終わりに〜現地での申請も簡単!
今回は「ハンガリーのワーキングホリデービザの取り方」、しかもハンガリー現地でのビザの取り方をまとめました。意外とネットに載ってないので、僕も苦労しましたが、大丈夫です。
ハンガリーに拠点ができれば、ヨーロッパ各地への旅行も楽ちんです。