「隙間時間にちょっとでもお小遣い稼ぎができるものはないかなー」
「日本語のフリートークとかどうなんだろう?」
ということで今回は空いた時間に、日本語のオンライン講師として働いてみたいどのぐらい稼げるのかなと気になっている人に向けて記事をまとめました。
ちなみに僕は、「カフェトーク」というサービスと、「Pleply」というサービスを使って日本語のオンライン講師をしながら海外を旅してまわっています。
僕がどのぐらい稼いでいるのか、その実際の収益も含めて報告をしますね!
結論:オンライン日本語の講師は稼げない
結論から言うと、オンライン日本語の講師は稼げません。
稼ぎたい!っていう目的でやる人にはお勧めできないと断言できます!
その理由を下にまとめました。
オンライン日本語の講師が稼げない理由
稼げない理由
- そもそもの時給相場が低い
- サービス手数料でかなり引かれる
- レッスン前後の生徒とのやりとりに時間が取られる
1 そもそもの時給相場が低い
「日本語フリートーク」の相場は大体時給700〜800円くらい。
全く実績や経験がないと600円とか。
ただし、「フリートーク」ではなく、「日本語レッスン」(教材を使ったものとか、日本語能力検定対策など)であれば、時給はもっと上がります。1200円くらいかな。
ただ、価格は自分で設定できるサービスがほとんどなので、なんとも言えませんが、実績がつくまでは価格を下げざるを得ません。
2 サービス手数料でかなり引かれる
サービス手数料として大体「20%〜35%」程度引かれます。
例えば、「日本語フリートーク」を「1時間1000円」で設定したとしても、手元に入ってくるのは700円程度。
レッスン回数に応じて、手数料が少なくなるシステムになっていますが、だからこそ最初は収入も少ない上に、手数料も多いという、結構きついスタートになります。
3 レッスン前後の生徒とのやりとりに時間が取られる
「「時給1000円」で家でできるならまあまあいいじゃん!」
と、思いますよね。
それが、ただレッスンをすればいいわけじゃないんです。
レッスン以外にやらないといけないこと
- スケジュール管理(自分の用事と被らないように)
- 予約が入ったら生徒とコンタクト(要望や内容の確認)
- レッスンによっては教材の準備
- レッスン終了後のレビュー・振り返り投稿(Preplyは不要)
などなど。。。
これも含めて「時給1000円」のレッスンだと、実質800円とかそんな感じになりますよね。
意外とレッスン以外に割く時間が多いのも特徴の1つなんです。
これはやってみて初めて気づきました。
と、以上が「オンライン日本語の講師」が稼げない理由です。
つまり、「稼ぐため」に始めるのは厳しい、というのが正直なところ。
特に最初は、生徒の獲得も難しい上に、手数料も大きいので、かなりのスロースタートになることは間違いありません。
それでももちろんメリットもあるので、そちらも紹介しますね!
「オンライン日本語講師」のメリット
メリット
- 日本語ネイティブならすぐに始められる(資格不要)
- レッスン予約が入った時だけやればいい
- パソコンとネットさえあればどこでもできる(世界中どこでも)
- やり続ければ手数料は下がる
- 生活にハリが出る(いろんな国の人と話ができる)
1 日本語ネイティブならすぐに始められる(資格不要)
「オンライン日本語講師」に資格はいりません。
日本語ネイティブであれば、誰でも始めることができます。
もちろん、日本語以外に何かしら話せた方が、需要は高まると思いますが、日本語しか話せなくても、「講師紹介動画」をしっかり作ったり、他にはないレッスンをすることで、生徒を獲得することはできますよ!
「生徒を獲得する方法」については、下の方で詳しくまとめているので参考にしてくださいね!
2 レッスン予約が入った時だけやればいい
生徒からの「予約」が入った時だけレッスンをすればOK。
「予約」が入ってもいいスケジュールはあらかじめ自分で設定できるし、急遽予定ができたときや、逆に急遽予定が空いた時にも、その都度スケジュールを更新することができます。
なので、自分が空いている時に「予約」が入ったら、レッスンをすればいいんです。
3 パソコンとネットさえあればどこでもできる(世界中どこでも)
3つ目のメリットは「場所はどこでもいい」ということ。
家の中でも外でも、もちろん海外でも、ネットさえあればOK!
僕は海外を転々としながら、レッスンをしています。(時差には注意)
さすがに、オンライン日本語講師1本で、海外を転々とできるほど稼げはしないけど、お小遣いとしては十分。
4 やり続ければ手数料は下がる
最初は生徒も少なくて、給料も少ないけど、「継続」してくことで、どんどん「実績」が溜まっていきます。
その「実績」が溜まれば溜まるほど、新しい生徒を確保しやすくなるし、手数料も下がっていきます。
例えば「カフェトーク」の場合、継続して手数料が下がった状態で、もっと単価のいいレッスンを新たに増やしていくことで、効率よく収益を発生させることもできます。
最初は取り組みやすい、「日本語講師:フリートーク」から初めて、実績を積む。実績を積んだ段階で、新しいレッスンを増やしていく、ということができるので、「やり続けるメリット」は大きいですね。
5 生活にハリが出る(いろんな国の人と話ができる)
予約が入れば、少なからず生徒とのやりとりや、授業準備が必要になるし、朝レッスンが入れば寝坊するわけには行きません。
これまでダラダラ週末を過ごしていたとしても、必ず起きないといけないので、生活にハリが出ます。(たまに朝は辛いけど)
夕方にレッスンがあれば、その時間までを有効的に使おうともするし。
今家でやることなくてダラダラしてる人にもおすすめですよ!
「オンライン日本語講師のメリット」はこんな感じです!
特に日本語ネイティブなら誰でも始めることができるというのは大きいですね。
「よし!ちょっとやってみようかな!どんなサービスがあるの?」
そんな人に向けて、おすすめの「オンライン日本語講師ができるサービス」を2つ紹介します!
僕はどちらとも使っているので、下の方でそれぞれの収益も紹介しますね。
オンライン日本語の講師ができるおすすめサービス
おすすめのサービス
- カフェトーク
- Preply
僕は両方登録して、どちらでも講師として活動しています!
それぞれの収益は下で公開しますね!
カフェトーク
こちらは日本のサービス「カフェトーク」。
オンラインの語学学習を中心として、趣味、例えば書道やピアノ、歌など、なんでもレッスンとして行うことができるサービスです。占いやオンライン旅行を提供している人もいます。
本当になんでもOK!のオンライン学習サービスです。Skypeかmeetを使ってレッスンを行います。
日本語レッスンの受講者は、海外在住の日本人、ハーフの子、日本在住の外国人など幅広いです。
レッスンの時間や、内容も進め方は、もちろんお金も完全に自分の「自由」で決めることができます。
「カフェトーク」のメリット・デメリット
メリット
- 日本語以外でも自分の趣味を活かしたレッスンができる。
- 継続してレッスンが増えるほど手数料も下がる。
- アイデア次第では、ものすごい需要がある場合も。
1番のメリットは、日本語レッスンをはじめとして、自分の趣味や好きなことをなんでもレッスンとして公開できるということ。(生徒がいるかどうかは別)
もしかしたらアイデア次第では、生徒を独り占め、なんてこともあり得ますね。
継続してレッスンすれば、手数料も下がっていきます。
初めは取り組みやすい日本語講師から初めて、後で、思いついた新しいレッスンを増やしていくのがおすすめです。
デメリット
- 登録が大変(講師登録が認められない場合もある)。
- はじめは手数料が大きい。
「カフェトーク」の講師への登録には審査があります。
事前に自己紹介動画を作ったり、レッスンを作った上で、審査があり、その後事務局の人と面談があり、そしてやっと講師として活動できます。
自己紹介動画を作っても、採用されない可能性があるのも事実。
(僕は1回目は審査に落ちて、2回目全部しっかり作り直して登録できました)
活動を始める前にちょっと頑張らないとけない。
また、手数料も大きいので、最初は「こんなに準備してこんなに頑張ったのに、これだけ?」って思うかもしれません。
料金設定も含めて自分で設定できますが、経験値を積んでから、レッスン料をあげていくのも1つの方法ですね!
Preply(プレプリー)
こちらは海外のサービス「Preply」。
語学学習に特化したサービスで、日本語はもちろん、英語や中国語などいろんな言語を教えることもできるし、学ぶこともできます!
大体1時間のレッスンで、10ドル〜20ドルで設定している人がほとんどです。
最初の1レッスンは無料でやらないといけません。
その後は手数料が33%から始まり、レッスン回数を重ねていくことで、18%まで下げることができます。
こちらは「Preply」独自のサービスを使ってレッスンを行います。(Skypeなどは不要)
メリット
- リピートされやすいシステム
- レッスン料は他のサービスよりも高めに設定可能
- 登録はカフェトークよりも簡単
「Preply」は2回目以降レッスンする場合は、生徒は5〜20回分まとめて購入する必要があります。
なので、1回目で離脱する人はいても、2回目来てくれた生徒はその後も継続してきてくれます。
「カフェトーク」と比べても長期的な生徒が確保しやすいというのは、メリット。
(ただまあ面白い授業ができれば、カフェトークでもリピートしてくれます。)
また、レッスン料も「カフェトーク」よりもちょっと高めなので、同じ時間でも手取りは少し多くなると思いますよ!
登録も面接などはないので、比較的簡単です。
デメリット
- 海外のサービス(サポートも外国人)
- 1回目は無料でのレッスン
海外のサービスということで、料金は「ドル」。
また、リピート率は高いかもしれませんが、1回目の体験レッスンは1時間「無料」でしないといけません。
これは結構きつい。
いくら単価が高くても、1時間タダ働きになる覚悟が必要ですね。
僕の収益を紹介
僕はそれほど高い時給設定にはしていないし、隙間時間にやっているだけ(週2〜3)マモで、それほど「稼げ」てはいないんですが。
大体「カフェトーク」は週2日、「Preply」は週1日だけあけています。
(本当は「Preply」はやめるつもりでしたが、ありがたいことに固定の生徒さんが3人できたので、週に1度だけあけています)
「カフェトーク」の収益(日曜と水曜のみ)
カフェトークは、1ヶ月に大体10000円〜15000円くらい。
2月は新規の生徒さんも増えたので、3月の収入は15000円くらいになると思います。
時給1000円くらいになるようにレッスンを設定しているので、レッスン回数も10回〜15回くらいです。
最初の2か月は、1か月5000円くらいでしたが徐々に安定してきました。
「Preply」の収益(日曜のみ)
「Preply」は1ヶ月に8〜10レッスンくらいして、70USD(8000円)くらい。
日曜日のみレッスンしています。
「Preply」はレッスンの回数さえ増えれば、「手数料が下がっていく」ので、生徒が増えなくても、手取りは増えていきます。
オンライン日本語の講師として生徒を獲得するには
生徒獲得のポイント
- PR動画をしっかり作成すること
- レッスン内容や自己紹介を日本語学習者初心者にもわかりやすいようにまとめること
- 特に初回レッスンは、相手の緊張をほぐすことを忘れずにレッスンすること
1 PR動画をしっかり作成すること
これが一番大事。
レッスン内容がいくらよくても、どんな先生かわからないと、生徒は申し込みを渋ってしまいます。
あなたがどんな人で、どんな実績があって、どんなレッスンをしてくれるのか、楽しいかどうか、そんな視点で1分程度の自己紹介動画を作りましょう!
日本語と英語の字幕を両方入れるとか、両方の言語で話す、などをすると生徒もわかりやすくて、申し込み率がアップしますよ。
「英語が話せない」人は、そのまま「自動翻訳」に日本語を突っ込んで、それを字幕にして載せるだけでもいいですよ!
ない人と比べれば天地の差が生まれます。
2 レッスン内容や自己紹介を日本語学習者「初心者」にもわかりやすいようにまとめること
日本語学習「初心者」にもきてほしい!場合は、このように、漢字(かんじ)にはふりがなをつけたり、難(むずか)しい表現(ひょうげん)は避(さ)けたりして、表記すると親切です。
合わせて、レッスンの進め方、自己紹介と自分の簡単な経歴、実績も示しておくと、信頼感が増します。
1の「PR動画」と、この「レッスン内容」しか生徒にとっては判断材料がありません。(初心者は実績もないので)
この2つは念入りに作りましょう!
3 特に初回レッスンは相手の緊張をほぐすことを忘れずにレッスンすること
レッスンを予約してくれた後は、「リピート」してもらうことが大切。
生徒によっては、「楽しく学びたい」のか「しっかり濃い内容で学びたい」のか違うと思います。
レッスン前に、要望をチャットでやりとりしたり、レッスンの最初に確認したりして、生徒が緊張しない状況でレッスンを進めていくことが大切。
いくら気を使って頑張っても、リピートされない時はあるので、気にしないでね!
終わりに〜メインの仕事としては厳しい
それぞれの公式サイト
あくまでも副業、お小遣い稼ぎとしての「オンライン日本語講師」はありだと思います。
ただ「稼ぐ」を目的にすると、続けていくのがしんどくなるかもしれないので、会話を楽しむ、教えることを楽しむ、という心構えが大事かなと。
週に1回のレッスンでも1年間続ければ50回レッスンしたことになります。
それだけでも2年目は、手数料がさがり、手取り収入が増えてきます。
焦らず楽しみながら、レッスンしてみてはどうでしょうか。