日本語教師

日本語教師に「資格」は不要⁉︎主な就職先など詳細を紹介!

20/05/2022

Naoto

Japanese Language Teacher🇯🇵【日本語教師】(used to be a Junior high school Japanese teacher/元中学国語教師) World Trip🌎/Education✏️【旅行・教育について】

「日本語教師として、外国の方に日本語を教えてみたい!」

「日本語学校で働きたい😊」

本記事では、そんな方に向けて、「日本語教師として働くために必要なこと」や「オンライン日本語教師」について紹介!

日本語を学びたいけど、機会がない。。。っていう外国の方は本当にたくさんいます。

そんな人の助けになるような「日本語教師」を目指す人はぜひ参考にしてくださいね。

記事の内容

  • 日本語教師になるための「資格・要件」について
  • オンライン日本語教師について

僕は、オンラインの日本語講師として活動しています。

詳しくはこちらの記事を参考に↓

オンライン日本語の講師は稼げるのか【カフェトーク/Preply】の収益公開

「隙間時間にちょっとでもお小遣い稼ぎができるものはないかなー」 「日本語のフリートークとかどうなんだろう?」 ということで今回は空いた時間に、日本語のオンライン講師として働いてみたいどのぐらい稼げるの ...

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日本語教師の授業の作り方・シラバスについてはこちらを参考に↓

日本語教師はこうやってレッスンを作っています!【5つのシラバス】

「日本語教師になりたいけど、どうやって授業を作ればいいの?」 ということで、現在日本語教師している方、これから日本語教師として働いてみたい方、オンライン日本語講師に挑戦してみたい方に向けて、「日本語教 ...

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結論:日本語教師に「資格」はない!

はい、見出しのように、日本語教師として働くために、日本の小中学校の教員免許や医師免許などのような「免許・資格」は必要ありません!
というよりも、存在していません。

なので、日本語が話せる人であれば、誰でも日本語教師になるチャンスがあると言うわけ。

た・だ・し!!

ただし、「日本語学校の教師」として働くためには、「募集要件」があって、それをクリアしていないとそもそも応募基準を満たしていないことになります。

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日本語学校で働くために必要な「要件」

「日本語学校」で働くには・・・

  • 「日本語教育能力検定試験」に合格
  • 学士の学位+文化庁認定の「日本語教師養成講座(420時間)」を修了
  • 大学・大学院で日本語教育に関する主専攻or副専攻プログラムを修了

※募集先によって、さらに用件が追加される場合もある

「えー!!日本語学校の先生になるのって、そんなに難しいの?」

そう、日本語学校で働くためには、上記の要件の「いずれか」を満たしている必要があります。

「いずれか」ですよ!

なので、大学を卒業していないのであれば、方法は1つ「日本語教育能力検定試験」に合格すること。(※日本語能力検定試験とは別⚠️)

大学を卒業しているけど、専攻が全く別の場合は、「日本語教育能力検定試験」に合格するか、「日本語教師養成講座」受講すればOKということ。

ちなみに僕は2の「日本語教師養成講座」に該当。

うーーーん。

下で詳しく書きますが、「日本語教育能力検定試験」はそんな簡単に合格できるレベルじゃないし(僕は1回落ちました😭)、「日本語教師養成講座(420時間)」は結構時間もお金もかかる。。。

絶対必要な資格はないといえど、日本語学校で働くのは、ちょっと難易度が高めなのが現状。

資格・要件無しで働くにはどうすればいいの??」

では、日本語教師としての働き方の例について紹介しますね😁

「日本人学校」で働く要件について詳しく知りたい方は、次の見出しの部分は飛ばしてください。その下にまとめています。

日本語教師としての主な就職先や働き方

主な就職先や働き方

  1. 日本語学校(国内・海外)
  2. オンラインサービス
  3. 海外の企業や教育機関
  4. 青年海外協力隊などによる派遣
  5. 地域のボランティア活動(個人やボランティア団体に所属する)

1 日本語学校(国内・海外)

英語での検索もおすすめ

その名の通り、日本国内・海外問わず、日本語を教えるための学校。

「日本人学校」とは別なので注意⚠️(※「日本人学校」は海外に滞在している日本人の子供向けに、日本の教育を提供する学校のこと)

上に書いたように基本的には「要件」を満たす必要があります。

ただし、学校によって異なる場合があるので、最初から諦めずにコンタクトを取ってみるといいと思いますよ🙂

給料はどのくらい?

1コマ約1,500~2,000円、正社員であれば、月収は20万円以上というのが目安。(参考:生涯学習のユーキャン

半日勤務、週に2〜3日勤務という勤務形態の人が多いです。

ただ、日本語学習者の需要は高まっているため、それに応じて、一コマあたりの給料というのも現在増加傾向にあります。

2 オンラインサービス

オンラインサービスに登録して、パーソナルレッスンができるものもあります。

日本のサービスで言えば「カフェトーク」、海外のサービスで言えば「Preply」。

自由度が高く、自分でレッスン内容を決めていいし、時給も自分で設定

カフェトーク」に関しては、レッスン時間も自分で決めることができますよ!

「資格・要件」は全く必要ありません。

日本語ネイティブ、日本語を教えることができるのであれば、いますぐ開始できます!

ただ、「日本語学校で必要とされている要件」を満たしていたり、教員経験がある方が、一コマの単価を高く設定しやすくなりますね。

3 海外の企業や教育機関

日本語を教えられる人を求めている企業、日本語学科などがある大学の講師・教授など、海外の日本語学校以外でも日本語教師としての需要があります。

ある程度の経験年数が必要な場合も多いですが、条件は本当にピンからキリまで。

いますぐ働ける条件のところもあるし、将来的なキャリアとして考えて、今から経験を積んでいくのもアリ🙂

4 青年海外協力隊などによる派遣

青年海外協力隊では「日本語指導」としての派遣もあります。

これにも特に「資格・要件」は必要ありませんが、青年海外協力隊員として派遣されるに相応しいか、という「青年海外協力隊員」側の要件を満たさないといけません。

「JICA 青年海外協力隊のホームページ」はこちら

5 地域のボランティア活動(個人やボランティア団体に所属する)

地域のイベント等を検索してみると、ボランティアで日本語を教えている自治体も結構あります。

日本語を教えるボランティア団体もあるので、いますぐ教える経験を積みたい!人は、調べてみてもいいかもしれません!

一応5つの仕事例を紹介しましたが、細かくすればもっとあると思いますので、「日本語」と「英語」それぞれで検索してみてくださいね。( Google クロムを使えば、Webサイトをそのまま日本語に翻訳してくれますよ)

「うーん、やっぱりちゃんと要件を満たして日本語学校で働きたい!

そんな人は、3つの要件について、詳しい方法をまとめたので、次の項目、参考になると思います😁

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「日本語学校」で働きたい!

「日本語学校」で働くには・・・

  • 「日本語教育能力検定試験」に合格
  • 学士の学位+文化庁認定の「日本語教師養成講座(420時間)」を修了
  • 大学・大学院で日本語教育に関する主専攻or副専攻プログラムを修了

※募集先によって、さらに用件が追加される場合もある

1 日本語教育能力検定試験」に合格

「日本語教育能力検定試験」とは、毎年10月に行われている、日本語や日本語教育に関する試験のこと

2022年現在、札幌、仙台、東京、愛知、大阪、広島、福岡の7カ所で受験可能。受験料は10,800円かかります。

「◯点以上が合格」と明記されているわけではありませんが、合格率は大体「28%」。

僕は一度受験して、恥ずかしながら落ちました😭

かなり幅広い知識が求められてるので、決して簡単とは言えない試験。

一番の近道

「ちょっと学校とか、仕事があって忙しい」

「養成講座には通えない、、、」

そんな人は、日本語教育能力検定試験が1番の近道。

「時間もお金もかけたくない!!」人は、この方法がおすすめ。

2 「日本語教師養成講座(420時間)」を修了

すでに大学を卒業している人は、420時間の「日本語教師養成講座」を修了することで要件を満たすことが可能。

相場は50万〜60万円程度。半年から一年程度かかります。

決して安くはない金額ですが、就職サポートなどの支援も含まれている場合もあります。

学校に通うパターンもあれば、オンラインのものもあるので、自分の生活スタイルやモチベーションに合わせてチョイスするといいですよ!🙂

3 大学・大学院で日本語教育に関する主専攻or副専攻プログラムを修了

大学や大学院で「日本語教育に関する主専攻(または副専攻)プログラム」を修了することでも要件を満たせます。

学費もお金もかかかる選択にはなるので、ハードルは結構高いですが、「大卒」になればその後の給料も高くなる傾向があります。

オンラインで通えるところもあるようなので、「大卒資格」も欲しい方は検討してもいいでしょう。

オンラインで学習する

【アルク】日本語教師養成プログラムでは、「オンライン」「安価」「自分のペース」で学習できるプログラムを提供しています。

このプログラム受講後に「日本語教育検定試験」に合格した場合は、その後の就職サポート、アドバイスまでついているプログラム。勉強する時間がない、勉強を続ける自信がない方にお勧めです。

「要件」とは別に知っておきたいこと

日本語教師にになるために、絶対に必要ではないけれど、「知っておくといいこと」をちょこっと紹介

これは僕が実際に日本語を教えていて、「生徒が好きなもの」「反応がいいもの」「興味があるもの」をピックアップしたものです。

これらの知識があると🉐

  1. 日本のアニメや漫画
  2. 映画(日本・海外問わず)
  3. アーティストやミュージシャン
  4. 日本の文化(歴史、古典、浮世絵など、、、)

1 日本のアニメや漫画

やっぱりここの知識はあるに越したことはない。

今や、日本語を学びたい外国人のほとんどは「アニメ・漫画」の影響を受けているから。

ハンガリーの日本語学科の大学で、日本語を教えている教授が、「学生の言葉遣いがアニメチックで大変」と嘆くほど。

「NARUTO」「進撃の巨人」はもう殿堂入り、さらに「ヴァイオレットエヴァーガーデン」や「GANTZ」「ワンピース」「東京リベンジャーズ」「鬼滅の刃」「犬夜叉」などはよく聞きました。あとは「ドラえもん」とか😄

「おすすめの漫画・アニメはないですか?」

もよく聞かれる質問なので、知っていて損することは全くなし!

2 映画(日本・海外問わず)

日本の「ジブリ映画」映画をはじめ、「新海誠監督作品」「細田守監督作品」などを知っている人はけっこう多い!😲

特に「君の名は。」が好きです!って言う人が僕の場合は多かったですね😄

逆に、海外で人気の映画、「アベンジャーズシリーズ」とか「スターウォーズシリーズ」「ハリーポッターシリーズ」「バットマンシリーズ」なども、話が合う話題になります。

こちらもたくさん知っていて損することはない知識!暇な時間を見つけて、ちょこちょこ見てみたらどうでしょうか。

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3 アーティストやミュージシャン

正直「日本の歌」はあんまり知られていない印象。

もちろん「Official髭男dism」が好きな人、「EXILEのATSUSHI」が好きな人に会ったこともありますが、そこまで多くない😮‍💨

それよりも、「ジャスティンビーバー」をはじめ、「エドシーラン」「ビートルズ」といったミュージシャンは、日本とは比べ物にならないほど人気。

有名な曲で話が合えば、その歌詞を使ってレッスンしたり、と言うこともできます。そうすれば、生徒のやる気ももりもりですよね!

日本だけじゃなく、世界で活躍しているミュージシャンなどにも目を向けてみましょう。

4 日本の文化(歴史、古典、浮世絵、、)

一言で「日本の文化」といっても、ありすぎてわかりません。笑

しかもよく知らないものも多い。

でもやっぱり、そういう日本独特のものが好き!と言う生徒(漫画・アニメを除く)は、過半数はいるイメージです。

これまで出会った人の中では、「侍の文化」「新撰組について」「源氏物語や方丈記などの古典作品」「浮世絵」「歌川広重」、あとは日本食とか、そんな感じです。

突然、「先生!浮世絵の・・・・」とか言われても、僕自身全く興味のないところだったりもするので、申し訳なく思うことも多々ありました。

ちょっと「日本 文化」などで簡単に調べて、表面的でも知識を持っておくといいかも!でも知らないなら知らないで、その時に調べたり、逆に説明させたり、いくらでもやり方はあるので、そんなに頑張りすぎずでOK。

居住国の知識も

レッスンの生徒の居住国などによっては、宗教や文化の違いがあります。

特に「宗教」に関しては、日本人はあまりよくわからないところでもありますよね。タブーなことだってあります。

生徒の出身国がわかったら、母語や宗教など簡単な知識を入れておくだけで、変な誤解もギクシャクもなくレッスンができますよ!

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終わりに

今回は、「日本語教師として働くために必要なこと」や「オンライン日本語教師」について紹介しました!

年齢関係なくできるのが「日本語教師の魅力」でもあります。

今からスタートしても全然遅くない!

  • この記事を書いた人

Naoto

Japanese Language Teacher🇯🇵【日本語教師】(used to be a Junior high school Japanese teacher/元中学国語教師) World Trip🌎/Education✏️【旅行・教育について】

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