「火山噴火で消滅した街の遺跡があるってほんと?」
「どこにあるの?いくらかかるの?中はどんな感じ?」
今回の記事では、イタリア🇮🇹のナポリにある、「火山噴火で埋もれた街・ポンペイ」を観光したい人向けのまとめ記事です。
ナポリ🇮🇹食事やお城、オールドタウンが有名なのはもちろん、電車で少し行ったところにある「ポンペイ」も見所の一つ!
ユネスコの世界遺産にも登録されています。
僕が行った行き方や、おすすめポイント、注意点などをまとめたので、ナポリ観光の参考にしてくださいね!
結論、100%行くべきです。
記事の内容
- ポンペイまでの行き方・費用
- ポンペイ観光の注意点⚠️
- ポンペイ周辺の観光スポット
イタリア🇮🇹ナポリ ポンペイ
— naoto🇭🇺ワーホリ (@NA_OTO_NA) June 4, 2022
ヴェスヴィオ火山の噴火で消滅した古代都市。
紀元前の建物とか壁画が残ってるのも驚きだし、発掘作業をしてるとこも見れました。
壁画はすごかったなー pic.twitter.com/LqeEmwo1aG
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【イタリア/ナポリ】ヴェスヴィオ火山に登ってきた!(行き方・費用)
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全部見るなら半日はかかる「ポンペイ」観光スタート

【ポンペイ】都市がまるまる世界遺産に
ポンペイ情報
- 移動時間:片道40時間(ナポリセントラルステーションから電車)
- ポンペイ観光時間の目安:4時間
- 入場料:18ユーロ(=約2500円)
- ポンペイ内での飲食場所:有(小さいコンビニみたいなもの)
ポンペイまでは、ナポリセントラルステーションから電車で1時間程度。
この下で紹介してますが、ポンペイ内はかなり広いので、隅から隅まで見て歩くのであれば、かなりの時間が必要。
余裕を持ってプランを立てましょう。
「ポンペイ」の各所にある見逃せないスポット
かなり広いポンペイの中にも、見所が点在しています。
せっかく行ったのであれば、見逃さないでほしいスポットを紹介。
入り口入ってすぐの「円形闘技場」の存在感に圧倒

円形闘技場

剣闘士が戦っていた
入り口入ってすぐにあるこの闘技場。
いきなりメイン⁉︎と驚きつつも、闘技場内に入ると、殺風景な景色が広がって、一気にこの世界に引き込まれます。
紀元前から残る「色付きの壁画」に歴史を感じる

色付きの壁画が当時のまま残っている

壁画は敷地内各地に点在。
ポンペイといえばこの「色付きの壁画」。
こんな時代からこんな文化があったのかと、しかもそれが今現在も残っていることに驚き。
長期間にわたって火山灰や火砕流に埋もれていたことで、それらに含まれる成分も関係して、当時の状態からそれほど崩れることなく、現在まで残っているのだそう。
この色付きの壁画は、ポンペイ内のいろんなところで見ることができますよ。
ヴェスヴィオ火山噴火で埋もれた「人や馬の型取り」にゾッとする

埋もれた人をかたどった展示

埋もれた馬(博物館内)
ヴェスヴィオ火山の噴火に埋もれて亡くなった親子や動物の姿をそのままかたどったものを、ポンペイ内と博物館内(入場無料)で見ることができます。
子供の目や口の位置までわかるくらい精巧に作られていて、ゾッとしました。
選挙も行われていたという政治の中心地の「広場」

広大な広場もあった都市

祭壇か何か?
おそらく政治の中心地であったであろう広場。
入り口から続く狭い通路とは打って変わって、突然開ける景色に唖然。
紀元前まだ町が残っていた当時から、選挙ポスターを掲示し、選挙で長を選んでいたという、その歴史を肌で感じることができます。
ポンペイ中に張り巡らされている「水路」と石の橋

中央は水路、石橋もある
ポンペイの道路は全て凹型になっています。
この凹んだところは「水路」。
家から出て目の前が歩道、そのすぐ前には水路があり、生活していた様子がそのまま残っています。
水路を渡す石橋のようなものもあちこちにかけてあり、当時の生活を想像できます。
各地の「水道」で水分補給

水道もあるので、水筒を忘れずに
ポンペイ内数カ所にある「水道」。
当時から使われていたものを改良したようで、蛇口を囲う石は、よく水が当たる部分がへこんでいたりします。
もちろん飲み水としても使えるので、ペットボトルや水筒を持参していけば、飲み物の心配もありません。
ポンペイを消滅させた「ヴェスヴィオ火山」をポンペイから見る

奥にヴェスヴィオ火山
各所から、「ヴェスヴィオ火山」をバックにしたポンペイを合わせて見る事ができます。
あの山が突然噴火して、逃げる暇もなく、一瞬にして街が滅んだ、そんなことを考えると、何とも筆舌に尽くし難い思いが生まれてきました。
僕が、このポンペイに来る前に、「ヴェスヴィオ火山」に登り、逆に街を見下ろしてきたので、余計に自然の怖さや、今現在ポンペイがそのままの形で残っていることの偉大さを肌で感じました。
1日あれば、「ヴェスヴィオ火山」と「ポンペイ」の両方を回ることができます。(かなり体力的にはしんどいですが)
詳しくは下の記事を参考に↓
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【イタリア/ナポリ】ヴェスヴィオ火山に登ってきた!(行き方・費用)
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2022年現在まだまだ発掘途中

今現在発掘途中。。。
そんなポンペイ、実はまだまだ発掘途中。
考古学者らしき人たちが、手作業で地道な発掘を続けている様子も。
数年後きたらまた物凄い発見があったりするかも!
探査ロボットも導入されたらしいので、それも探してみてくださいね。
ポンペイ遺跡、ロボット犬を試験導入
— AFPBB News (@afpbbcom) June 20, 2022
総面積44ヘクタールのポンペイ遺跡にある地下構造物など、安全面から人間が入ることが難しいエリアの監視や情報収集を行っている。6月9日撮影。 pic.twitter.com/p9OO3xliKm
「ポンペイ」へは「ナポリ」から電車で1本&40分

ポンペイまで30分で行ける電車のチケット
ポンペイへのアクセスは、「ナポリセントラルステーション」から電車で1本。
「ポンペイ」周辺にいくつか路線と駅があり、ポンペイへのアクセス方法も、電車だけでも数種類あるので、「Google Map」でルート検索してみるのが一番早い。
最速の電車であれば、30分程度でポンペイ最寄駅に到着(上の写真を参考に)、鈍行みたいな電車でも1時間くらいあれば到着できるので移動はかなり便利です。
ポンペイ周辺の観光スポットも併せて回ると1日かかる
ポンペイ内で食事ができるところは、1箇所だけ。
小さなコンビニみたいなものなので、かなりの人が集まっていました。
個人的には、食事はポンペイ周辺でとるのをおすすめします。
実はポンペイ周辺は、かなり賑わっていて、綺麗な街並みを見れます。
「ポンペイのロザリオの聖母の巡礼聖堂」の内装は美しすぎる

ポンペイのロザリオの聖母の巡礼聖堂

煌びやかな装飾
ポンペイに行ったのなら絶対に言って欲しいのがこの「ポンペイのロザリオの聖母の巡礼聖堂」🛕
教会内の装飾がめちゃくちゃ綺麗&豪華です。
壁、床、天井どれをとっても息が漏れる。
最寄駅からは5分程度で行けるし、ポンペイとの距離も10分程度。
別世界の雰囲気をぜひ味わってください。
「ストリート」ではお土産やカフェが立ち並ぶ

お土産・食事ができるストリート
上の教会からポンペイに続くストリートも、食事にお土産にかなり魅力的。
ナポリ中心地とは違って、かなり綺麗&おしゃれなストリートです。(ナポリ市街地は場所によって超臭い&汚い&危険)
ポンペイ観光は時間がかかるので、ここで食事を取るのもあり🍕
ポンペイを消滅させた張本人「ヴェスヴィオ火山」に会いにいく

過去大噴火を起こした火口の底まで丸見え
ポンペイという街が紀元前に消失した原因でもあるヴェスヴィオ火山🌋
ポンペイに向かう電車の途中で下車(「Ercolano Scavi駅」)すると、ヴェスヴィオ火山までのシャトルバスが運行しています🚌
9時に開山するヴェスヴィオ火山、僕は朝一番にヴェスヴィオ火山に登って、昼過ぎに下山、そのままポンペイ観光をしました。
ヴェスヴィオ火山とポンペイの両方を1日に行くことは十分可能。時間は余るくらいです。
(⚠️足は死にます⚠️)
ヴェスヴィオ火山は火口を見ることもできるし、山頂からポンペイを見下ろすことももちろんできる。
街一つを消滅させた張本人と、消滅した街、両方見ると不思議な気分でした。
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【イタリア/ナポリ】ヴェスヴィオ火山に登ってきた!(行き方・費用)
「ナポリを見てから死ね」(ナポリを見ずして死ぬことなかれ) と言われているその理由は、このヴェスヴィオ山からの眺めが最高なのもその1つ。 と言うことで、イタリア🇮🇹のナポリにある「ヴェスヴィオ山」への ...
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「ポンペイ」の歴史の概略

選挙ポスター?当時は選挙もやっていたらしい
始まりは紀元前7世紀ごろ。
小さな集落の形成から始まったポンペイは、時代とともに侵略を繰り返し、紀元前89年、ローマ帝国の植民都市になった頃には現在の大きさにまで広がっていたとされている。
現在は地殻変動で、海岸からは少し離れているが、当時は海洋都市であったため、商業が非常に栄えた。
ワインの生産も盛んであり、娼館も備え多くの旅人が利用したという。
そんなポンペイが一変したのは西暦79年。
ヴェスヴィオ火山が大噴火を起こし、一晩中火山灰が降り注いだ。
翌日には火砕流が発生し、一瞬にして地中に埋まってしまった。
1700年ごろから断続的に発掘が行われるようになり、現在の形を表すようになった。
「ポンペイ消滅」を題材にした映画もある

U-NEXTより
2014年6月7日に公開された映画『ポンペイ』。
剣闘士のマイロと、有力者の娘カッシアの身分差を超えた恋。それを引き裂こうとする元老院議員コルヴスと、その背後で今にも噴火しようと聳え立つヴェスヴィオ火山、当時の様子を再現した映画を堪能できます。
<U-NEXT>で配信されているので、いく前に見ていくとよりイメージが深まるはず。
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回の記事では「ポンペイ」について紹介。
他にもいろいろな旅の記事をまとめているので参考にしてくださいね。