「アルバニアってなんとなく危険な感じがするんだけど。。」
「首都はティラナって言うんだ。何がある街なの?」
今回の記事では、ヨーロッパの小国、アルバニアのティラナ🇦🇱について、その観光場所やレストラン、危険度、ホテルなど、アルバニア観光を網羅した情報を僕の旅の経験をもとに紹介。
おそらく誰も記事にしてないだろうスポットもいくつか紹介しています。
しばらく鎖国をしていたせいか、「ヨーロッパの秘境の国」とも「ヨーロッパの北朝鮮」とも呼ばれており、まだまだ未知な部分が多い国の1つではありますが、絶賛発展途上中の面白い国。
高層ビルや高層ホテルが続々と建築されているほか、昔の街並みも残しつつ、アーティスティックな街ができつつある、まさに「歩いて楽しい街」なんです。
ティラナを感じるおすすめスポット9選
まずは、僕の2泊3日アルバニア旅で巡ったスポットを9つ紹介。
1 ティラナの中心地「スカンデルベグ広場」

スカンデルベグ広場
アルバニア・ティラナ🇦🇱観光では、まずこの広場は外せないでしょう。
ただっぴろいこの広場の中には、次で紹介する国立歴史博物館や、オペラ座、インターコンチネンタルホテル(建設途中)、教会などがあり、1番「アルバニアに来た!」と感じられるスポットなどは間違いなし。

広場から見える建築途中の建物。おしゃれ。
中央に立てば、360度、遠くの山まで見渡せるので、特に人が少ない時間帯に行くとかなり気持ちいいスポット。
自転車での乗り入れも禁止で、常に警備員が監視しているのでかなり治安も良く、ベンチでコーヒー片手にのんびりしてる学生や家族が多かったです。
行くならまずここでしょう。
2 メインストリートでお買い物「ブレヴァルディ・ゾグ通り」

石畳のメイン通りはとても綺麗
「スカンデルベグ広場」に向かうストリートもかなり綺麗。
両側には、カフェを始め、いろんな店が林立しているので、街並みを感じつつ食べ歩きしたり、カフェでゆっくりしたりできます☕️
歩行者用の道も、車用の道も石畳のおしゃれな通りで、おそらくみんなが抱いている「アルバニア」のイメージとは違う、少し発展した綺麗な雰囲気を感じれると思います。

謎のオブジェもありますよ
こんな謎のオブジェを見ながら、のんびり歩いてみてください。
僕が通っている時、ちょうど現金輸送車が、銀行からお金を引き出しているのか、渡しているのかしているところで、輸送車の周りを、どでかい銃を持った警察が囲んでいる様子も見えてビビりました。

地図
3 謎のアルバニアを手っ取り早く知る「国立歴史博物館」

外壁の絵が目印「国立歴史博物館」※中は撮影禁止&現金払いのみ
外壁の大きな絵が特徴的な「国立歴史博物館」。
紀元前から戦後におけるアルバニアの歴史を全てを歴史順にたどることができる博物館。
絵画はもちろん、陶器のかけらや石に刻まれた文字、石像、甲冑、武器、遺品など、プラスマイナス問わず遺産が並べられている感じ。
入場料は500レク(=約630円)。
ぶっちゃけ、中はめちゃめちゃ面白い!と言うわけではないですが、ヨーロッパ秘境の国と呼ばれる所以をなんとなく肌で感じることができる場所なのは間違いなし。
また、展示物の1つに、広島の原爆で崩壊した建物のコンクリートが展示されています。
マザーテレサつながりでの展示だと思いますが、日本とアルバニアのつながりみたいなものを感じられるスポットでもありますよ。
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4 べろ出しモスク「E Bukura Xhami dhuratë」

ベロ出して見えるモスク
ティラナの街の中には、いくつか教会が点在していますが、特におすすめなのがこれ。Google Mapで検索してもちゃんとした名前が出てこず。。。
お勧めの理由は、「人の顔みたいに見えるから。」
アルバニアの真っ赤な国旗が、いい感じに顔感を演出していて、写真を撮る手を止めることができませんでした。
ヨーロッパのゴシック調の装飾バリバリな教会とは一味違って、丸みのあるモスクが多く、ヨーロッパだけど、ヨーロッパらしくないという、バルカン半島ならではの文化を楽しめます。
そんなに大きな教会はありませんが、教会・モスク巡りも異文化体験として面白いと思いますよ。
5 昔の石壁そのままに「ティラナ城跡」

ティラナ城跡
「ティラナ城」の城跡も見ることができます。
城跡といっても、単なる城壁のみが残っているだけで、お城があった跡は見受けられませんが、ここもアルバニアの歴史を実際に触れて感じることができる場所。

城壁に向かう通り。カフェが立ち並んでる。
中心の広場からこの城壁に向かうまでの道も非常に綺麗で、絵画が売られていたり、カフェや、アイス、レストランなどとても楽しい道が続きます。
城壁を見に来たついでに、次のストリート内も探索してほしいところ。
6 お土産・レストランならここ「Kalaja e Tiranës」

レストラン・カフェ・お土産が全部揃う
「Kalaja e Tiranës」は「ティラナ城壁」を潜った中にある、観光客向けのストリート。
お土産屋さんやレストラン、カフェ、伝統的な小物などなど、少しこじゃれた綺麗なストリートが続いています。

お土産や伝統的な雑貨がたくさん
歩くだけでも楽しいですが、城壁の中という歴史あるこのエリアの中では、少し異世界感もありました。
滞在中のどこかの食事は、ここでもいいかも🍖
7 古着・中古マーケット「Rruga Shyqyri Berxolliストリート」

古着や中古品だらけのストリート
古着や骨董品などが並べられたストリートも、「スカンデルベグ広場」から程近いところにあります。
写真を見てわかるように、少し東南アジアチックな雰囲気。
ブランド物のバックや服など(本物かどうか分かりませんが)、所狭しと、しかもかなり長い距離延々と続きます。
特に危険な目に会う事はありませんが、広場や他の観光地と違って、少し危ない香りのする場所ではあります。
貴重品の管理には気をつけて。
8 癒しの湖と公園「ティラナグランドパーク」

どでかい公園。レストランも所々に。
今回の旅で、僕が一番心踊った場所がこの「ティラナグランドパーク」。
「スカンデルベグ広場」から南に向かって、3、40分歩いたとこにある湖がある公園。
半日くらいのんびり散歩しました。
「わざわざ旅しに来て散歩するなんてもったいない!」
と思うかもしれませんが、旅先だからこそ、日常的なことをやるのもまたぜいたくな楽しみ方。

絶対楽しい。
ここの公園の湖のほとりには、いくつかカフェやレストランがあったり、上の写真のようなくつろぎスペースがあったりと、のんびりしたひとときを過ごすことができるんです。
湖の向こうには、少しモダンなアルバニア建築も見え、時間を忘れて過ごせるぜいてくスポットでした。
また、この湖の横に通っている、まっすぐ伸びた一直線の橋も圧巻。

まっすぐ伸びる橋
まっすぐ地平線のようにのびた橋を、湖を眺めながら、そしてアルバニア建築を眺めながら歩いて行くのはまた贅沢な時間でした。
少し中心部からは離れてしまいますが、徒歩でも十分いけるところにあります。
公園の南の方には「動物園」もあるみたい。
9 ショッピングモール「Ring」

モダンなショッピングモール
それほど大きくはありませんが、レストラン、スーパー、カフェ、ATMなど生活に必要なものが全部揃ったショッピングモール。
「インターナショナルバスターミナル」からほど近いところにあるので、バス移動の待ち時間や、必要なものを揃えるのに便利。(ターミナルに時間を潰せる場所はない)
他のヨーロッパと比べて物価も安いここの国では、専門店でも掘り出し物が見つかるかもしれません。時間がある時に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
ティラナの安い・美味いレストラン3選
今回の旅中に、僕が訪れたアルバニアのレストランを3つ紹介。
1 地元民だらけのザ・ローカルレストラン「Tasty」

「Tasty」路地裏にポツンと。
1つ目は路地裏にあるローカルレストラン「Tasty」。
きているお客さんのほとんどは、家族のような友達のようなローカルの方々ばかり。

いただきました。
パスタとチキンとサラダとブレッド、これだけ食べても500円しないくらい。
品数も豊富で(メニューは英語表記あり)、シェアしたりすればもっともっとお得にいろんな味が楽しめる場所。いちばんのおすすめレストランです。
2 炭火の肉を堪能「Qofte Zgare Zogu I Zi」

ファストフードのようなお店。炭火で焼いてる。
インターナショナルバスターミナルや、リングショッピングモールのすぐ近くにあるこちらのローカルレストラン。
クラフトビールやサンドイッチ(ハンバーグ)、ミートボールなどが、かなりお手頃価格で味わえるお店。

炭火が最高
一番のおすすめポイントは、「炭火」で焼いてくれるところ。
炭火の香り漂う肉をそのまま食べたり、サンドウィッチにしたり、ここも400円くらいあれば、お腹いっぱい食べれるおすすめのレストランですよ。
3 パン・食事・デザートのビュッフェ「Le Bon Tirana」
ローカルレストランではなく、かなりモダンな雰囲気漂うビュッフェレストラン。
ショーケースの中に入ったデザートやパン、普通の食事を自分で選んで、選んだ分だけお会計する感じ。
「モダンな雰囲気」と言っても、料理の内容はバルカン半島気質のものが多く、アルバニアの料理を思う存分堪能できるスポットです。
かなり人気で、時間帯によっては中の席が満席だったり、店の外まで行列ができているので、少し時間を避けていくのがベスト👍
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共産時代の建築とモダン建築の共存がすごい
まだまだ未知のイメージが多いアルバニアですが、建築物はマジで面白い。
共産主義時代の建物をカラフルに
アルバニアには昔の少しぼろい、怖いイメージのある共産主義時代の建物も多数点在しています。いわゆる団地みたいな感じ。
が、それをかなりカラフルに、おしゃれに塗り直した建物もすごく多い。
「ちょっとやり過ぎじゃない」って言うくらいのカラフルな建物があちこちにあって、「うわぁ」「なんだこれ」が絶えません。
新しいモダン建築は見た目からクレイジー
さらに面白いのが、モダン建築。
形・デザイン・色、何をとっても目を奪われるようなデザインで、ほんとに街中を歩いていて飽きません。
「アルバニアってこんなおしゃれな建物あるの?」
正直かなり驚きました。
まさに「大発展中」。
数年後数十年後は、町全体がすごくカラフルなおしゃれな街並みになっていそうな雰囲気。
危険な国? いやいやそんなことはありません
「アルバニアは危険な国」
というイメージがなぜか根付いている。
日本にいてニュースで聞くこともまあないですから。なんとなくのイメージで「危ない」って感じている人は多いかもしれませんが、実はそうではなく、少なくとも今回の数日の滞在で「うわ、危ないな。やばいな」って感じること、感じる人はいませんでした。
イタリアみたいに「陽気」っていう訳でもないですが、接客も街行く人を見る感じも全く心配なく過ごせました。※滞在は「ティラナ」のみ
ただし「アジア人ヘイト」というのはかなり感じました。
「ヘイト」というと少し強すぎますが、アルバニアには首都のティラナですら、日本人はおろか、アジア人がほとんどいません。(旅中一人の中国人に会ったくらい)
なので、すれ違う人すれ違う人にジロジロみられます。
何か「される、言われる」ことはありませんでしたが、視線を感じるという意味で少し居心地は悪かったです。最低限の自己防衛は必要だとは思いますが、本当に最低限で大丈夫です(路地裏等に入らなければ)。
また、基本的に「現金社会」なので、お金の管理はしっかりしておきましょう。
手作り朝食付きホステル「モサイックホステル」
今回、僕が宿泊したホステルはこちらの「モサイックホステル(Mosaic Home)」。
小さなホステルですが、屋根裏みたいなスペースにベッドが置いてあったり、面白い作りをしていました。
風呂やWi-Fiも全く問題なく、ホステルの隣にはスーパーがあるし、広場までも歩いて10分ちょっとのところにあって、かなり居心地の良いホステルでした。
何といっても朝食付き。
朝からちょっとしたサラダやパンはもちろん、その場でスタッフのおばちゃんがクレープみたいなものを焼いてくれたり、スクランブルエッグを作って持ってきてくれたり、ものすごくアットホームな雰囲気の中で、地元の料理を楽しめますよ。
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。今回はアルバニアの旅行の観光名所についてピックアップしました。
私たちのマインドに植えつけられている「アルバニア」のイメージとは、やっぱり全く違う印象。
危険・危ない国というよりは、「超発展途上国」で、フレンドリー、食べ物おもいしい。そんなイメージが僕の頭の中に新たに作られました。まだまだ安価な国なので、お手頃に贅沢することができると思いますよ。