後のジョージア6世とエリザベス1世の実話をもとにした映画『英国王のスピーチ』🇬🇧
吃音に苦しんだジョージ6世の葛藤や、どうやって乗り越えていくのか、史実に忠実に描かれている映画。
今回、イギリスに行った時に、イギリスにある(ロンドンとその周辺)その映画に出てくるスポットをめぐってきました。
ホテル滞在中に『英国王のスピーチ』を見て、「これは関連スポット行けるだけいかないといけない。。。」という衝動に駆られ、急いで調べてまわってきました(全部はいけませんでしたが)。
映画を見てから行くだけで、楽しさ倍増、感動倍増なので、イギリス旅行の計画の中に組み込んでみてください。
7つの「英国王のスピーチ」関連スポット
ということで『英国王のスピーチ』関連スポットを7つ、写真と共に紹介。
ちなみにジョージ6世の本名はアルバート・フレデリック・アーサー・ジョージ・ウィンザー (通称バーティー)。
1 バッキンガム宮殿:イギリス王室の拠点

圧巻のバッキンガム宮殿
イギリス王室のストーリーといえば、「バッキンガム宮殿」は外せません。
ただし宮殿内での撮影許可は下りなかったため、実際の撮影は下で紹介する「ランカスターハウス」などがその代わりに使われていたようです。
ただ、
「お!バッキンガム宮殿だ!」
って認識できるシーンが1つだけ。

バッキンガム宮殿内から見た広場のシーン『英国王のスピーチ』より
物語の終盤も終盤。
宮殿内からジョージ6世がバルコニーに出るシーンがあります。
「そこさっき俺が立ってたところや!」
急に歴史のつながりを実感できる瞬間です。お見逃しなく。
2 ウィンザー城:第2次世界大戦中のジョージ6世の避難先

ロンドンから約2時間ウィンザー城
こちらのお城自体が『英国王のスピーチ』に出てくるわけではありません。
ただ、第二次世界大戦勃発後に、ジョージ6世とエリザベス1世が避難先として滞在した場所として知られています。
ロンドンの中心部からは電車やバスで2時間弱の郊外にある、静かな街の高台にあるお城ですが、存在感は抜群。
中に入るには入場料が必要です。

お城から通じるこの直線も感動的
ただ、中に入らなくても、この「ウィンザー城」から伸びる一本の直線の道を見るだけでも、かなり感動するし、同じ景色を見ていたのだと歴史も感じれる場所です。
周辺の静かな街並みも綺麗なので、街歩きも最高ですよ。
3 ウェストミンスター寺院:圧巻の装飾。戴冠式が行われた

装飾が綺麗すぎるウエストミンスター寺院
ジョージ6世の「戴冠式」が実際に行われたのがこちらの「ウエストミンスター寺院」。
ただこちらも「バッキンガム宮殿」同様撮影許可が下りなかったため、その代わりとして、下で紹介している「イーリー大聖堂」を使用したそう。
実際に映画内で登場することはありませんが、「ウエストミンスター寺院」内に実際に入ることもできる(有料)ので、雰囲気を想像しながら中に入ってみると一層不思議な感覚です。
4 ジョージ6世とエリザベス1世の像:実在した証を感じる

2人の像をそろって
「バッキンガム宮殿」に続く1本道の途中に、ジョージ6世とエリザベス1世の像が置かれています。
ただそれだけなのですが、
「ああ、本当に実在した人たちなんだなぁ」
と、映画を見た直後だっただけに、感慨深く思いました。

チャーチル像(ビッグベン前の広場)
ちなみに映画の中にも何回か登場する「チャーチル」の像は、「ビッグベン」や「ウエストミンスター教会」前の広場に置かれているので、そちらも併せてどうぞ。
5 イーリー大聖堂:戴冠式シーンの撮影スポットが美しすぎる
言語聴覚士としてジョージ6世の治療にあたっていたローグと、ジョージ6世が戴冠式のスピーチの練習を行うシーンに登場したのがこの「イーリー大聖堂」。
映画でもわかるように、大聖堂内はかなり広く、荘厳な厳粛な雰囲気が漂っています。

戴冠式リハーサルのシーン『英国王のスピーチ』より
直前のリハーサルでもスピーチがうまくいかないジョージ6世の苛立ちや、なんとか自信を持たせて支えようとするローグの緊迫したやり取りが、広大な大聖堂の空間に響き渡る2人の声となって、心奪われるシーンの1つとなっています。
6 ウェンブリーパーク:冒頭から心奪われるシーン
1924年、大映博覧会の閉会式のスピーチが行われた場所。
今では当時の街並みとは変わっていますが、ジョージ6世が大衆の前で、いわゆる「恥をかいた」「自信を失った」場所でもあります。

大英博覧会のスピーチのシーン『英国王のスピーチ』より
映画の中でもその場面が描かれており、言葉が出ないジョージ6世の「つばの音」「喉に詰まる音」「呼吸の音」がかなりの緊張感と共に襲ってくる名場面。
ロンドンからは少し距離がありますが、せっかく訪れたときには併せて行きたい場所の1つ。

大英博覧会当時の広場(Wikipediaより)
7 ランカスターハウス:行きそびれた。
「バッキンガム宮殿」の代わりの撮影場所として使われていた場所の1つ。
外見は至ってシンプルな箱物の建物ですが、中は今現在もギャラリーとして開放されており、「ザ・イギリス」の豪華な装飾が散りばめられた煌びやかな室内となっています。

王室内のシーン『英国王のスピーチ』より

王室内のシーン『英国王のスピーチ』より
「バッキンガム宮殿」「ジョージ6世の像」から程近いところにあるので、併せてまわるとGood。
また、この「ランカスターハウス」の周辺にへは、ダイアナ妃の先祖が建てた「スペンサーハウス」や、16世紀に建てられた「セント・ジェームズ宮殿」など、王族の歴史をそのまま感じられる贅沢なエリアとなっています。
「ワインショップ」や「イギリス料理レストラン」なども少し高級感あふれるものがちらほらあるので、のんびりまわってみてください。
その他のイギリスに関する映画やドラマ
「あ、ここはあそこだ!!」
という感動を得るためにお勧めの「イギリスが舞台」となっているそのほかの映画を紹介。
1 パディントン

パディントン(U-NEXTより)
真っ赤な帽子を被った礼儀正しいクマが、ペルーからロンドンに到着。“パディントン”と名付けられブラウン家に泊まり始めた彼は、野性が邪魔してドタバタを巻き起こしつつも、いつしか街の人気者に。やがてひとりで家を探し始めるが、謎の美女に誘拐され…。(U-NEXTより)
映画のタイトルにもある「パディントン」は、ロンドンの中心部にある「パディントン駅」そのもの。
その他有名観光場所の1つ「ロンドン自然史博物館」も出てきますし、パディントンの家はロンドンが一望できる小高い丘の上にある「プリムローズヒル」というところにあるので、ロンドン内の散策だけでも、「あ!見たことある!」場所がいくつか出てくると思いますよ。
2 007スカイフォール

007スカイフォール(U-NEXTより)
トルコでの任務が原因で、諜報員からの引退を勧告されたボンド。そんな中、MI6の本部が何者かによって爆破されてしまう。上司Mに現場復帰を許可されて事態究明にあたるボンドは、事件に関与する男シルヴァに接近するが、彼とMの意外な関わりを知る。(U-NEXTより)
シリーズ第23弾。
「チャリングクロス駅」の廃線を使ったアクションをはじめ、「旧王立海軍大学」や「グレンコー(イギリス北部にある絶壁が望む絶景ポイント)」などなど、イギリス各地を使った映画の1つ。
3 ノッティングヒルの恋人

ノッティングヒルの恋人(U-NEXTより)
ロンドン・ノッティングヒルで出会ったハリウッド女優・アナと冴えない書店員・ウィリアム。2人はひょんなことから引かれ合い間柄を深めていく。しかし、ウィリアムはアナの恋人の存在や、彼女との間にある住む世界が違う格差を知ってしまい…。(U-NEXTより)
ロンドン西部にある高級住宅街の「ノッティングヒル」が舞台の恋愛劇。
ウィリアムの書店のモデルとなった「トラベルブックショップ」という本屋さんや、アナとウィリアムがデートで訪れた映画館「コロネシアター」など、撮影場所を巡るのも面白い。
- ハリーポッターシリーズ
- ファンタスティック・ビースト
- キングスマン
- シャーロック
- ブリジット・ジョーンズの日記
- ラブ・アクチュアリー
- ボヘミアン・ラプソディー
- 博士と彼女のセオリー
- イミテーションゲーム
- ダウントンアビー
イギリスが舞台となり、その撮影地巡りができそうな映画はこのようにたくさんあります。
ロンドン観光前にいくつか見ておくと、ロンドン観光がより一層刺激的で楽しいものになるはずですよ。
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は「英国王のスピーチ」に関連するイギリスのスポットをまとめました。