ポーランド🇵🇱に行ったのなら、というよりも、人生で一度は訪れておきたい「アウシュビッツ収容所」。
その「アウシュビッツ収容所」に行くには、まずポーランドの「クラクフ」という街からバスで「オシフィエンチム」という街まで行く必要があります。(「アウシュビッツ」という名称は「オシフィエンチム」の英語版)
数年前の記事情報と比べると、チケットを買う場所や価格が変わっているようだったので、2022年12月の情報をここでは紹介。
バスの乗る際の注意点、アウシュビッツ巡りの注意点も併せてまとめています。
-
【アウシュビッツ強制収容所】に行ってきた。モデルコース紹介(ポーランド観光)
「死ぬ前に一度でいいから「アウシュビッツ」には行ってみたい。」 「アウシュビッツへの行き方や見所とかの基本的な情報が知りたい。」 2022年12月27日に念願の「アウシュビッツ収容所」に行ってきました ...
続きを見る
「クラクフ」から「オシフィエンチム」(アウシュビッツ)への行き方
「クラクフ」から「オシフィエンチム」へ行くには、「バス」と「電車」の2つの方法がありますが、今回は「バス」での移動方法について紹介。
電車で行く場合、最寄駅からさらにバスに乗り継ぐ必要があり少し面倒。バスで行く場合は、朝6時20分から出ており、降りたところから徒歩3分くらいで「アウシュビッツ」に到着するので便利です。
(博物館の方の入場について、12時までの入場はツアー申込者のみ。個人でまわりたい場合は12時以降から先着順になります。)
クラクフのバスターミナルから出発
バスで行く場合は、出発はクラクフのバスターミナルから。
朝は6時20分から定期的に出ており、早ければ早いほど乗客が少ないのでゆっくりできます。(僕が6時20分のに乗ったときは、乗客4人。帰りは満席。)
大体1時間20分くらいで到着します。
チケットの買い方:バスの運転手に直接支払いでOK
特に事前にチケットを購入する必要はありません。
バスが到着次第、運転手に運賃18ズウォティ(=約560円)を支払ってそのまま乗り込めばOK。(※運賃はシーズンによって変更の可能性があります)
基本的にクレジットカードでの支払いに対応しています。
バスターミナルにチケットを買うカウンターがあり、そこでチケットを買おうとしたところ「運転手に直接払って」と言われました。
時期によって変わる可能性もあるので、一応先にカウンターに訪ねておくと安心です。「オシフィエンチム」といえば通じますよ。
掲示板で乗り場所と時間を確認
ターミナル内に掲示板がついています。
いちばん左の目的地「OSWIECIM」と右側の「出発時間」「乗り場の番号」を確認しておきましょう。
僕の場合は、「6:20発」「G1乗り場」でした。
途中何箇所かに停止しますが、大体の人は「アウシュビッツ収容所」のバス停で降りるので、そこで一緒に降りれば大丈夫。
バスにもよると思いますが、僕が乗ったバスは、Wi-Fi、充電ポート、トイレはついていませんでした。
また、バスターミナル内にもトイレはありますが、利用するのに3ズウォティ(=約93円)が必要です。
ホテル等で準びをしてから来ることをお勧めします。
オンラインでチケットを買うこともできる&時間確認
こちらのサイトから、「タイムスケジュールの確認」と「チケットの購入」をすることもできます。
「クラクフ→アウシュビッツ」のバスは、時間帯にもよりますが、特に事前に買う必要はないと思います。
ただ帰りのバスに関しては、かなり混雑が予想されます。
僕の時は、「事前予約」している人が優先的にバスにのれ、予約してない人は空いた座席に座るみたいな感じでした。(その対応も運転手次第ですが)
イレギュラーを防ぐためには事前予約もありかもしれません。
アウシュビッツ(オシフィエンチム)到着
到着したところから3分くらい歩くとすぐに「アウシュビッツⅠ:博物館」があります。(「アウシュビッツⅡ:ビルケナウ収容所」はここから3km ほど離れている)
看板も出ているのでそれに沿って進めばいいですが、その前に「帰りのバスの乗り場と時刻表」、それから「ビルケナウ収容所行きのシャトルバスの時刻表」を確認しておきましょう。
「帰りのバスの乗り場と時刻表」は下車したところの斜め前にあるバス停に貼られています。
もしくはこちらのサイトからもチェックはできます。
「アウシュビッツ Ⅰ :博物館」と「アウシュビッツ Ⅱ :ビルケナウ収容所」の間は約3km。
歩いて行けなくもないですが、何もない道を1時間くらい歩くことになります。
この時刻表も、上と同じバス停のところに貼られているの事前に確認しておけば、無駄なタイムロスを防げますよ。
アウシュビッツ巡りスタート
アウシュビッツは基本年中無休、毎日7:30~オープンし、終わりの時間は月ごとに変わるので事前に確認しておきましょう。(公式サイト)
※1月1日、12月25日、イースターの時の日曜日はクローズするそうです。
さて、ここまできてようやくアウシュビッツ巡りがスタートしますが、注意点が1つ。
それは、「アウシュビッツ Ⅰ :博物館」の方に関しては、「午前中はツアーのみの入場しかできない」ということ。(月ごとに「個人入場可能時間」が異なる※詳しくは公式HPでチェック)
個人で、自分のペースで見て回る場合は、その後に来て並ぶしかありません。(英語・ドイツ語のガイドで大丈夫、ツアーで大丈夫、であれば朝から入ることができます。)
オープン時間 | 月 | 個人入場可能時間 |
7:30~14:00 | 12月 | 12:00~ |
7:30~15:00 | 1月、11月 | 13:00~ |
7:30~16:00 | 2月 | 14:00~ |
7:30~17:00 | 3月、10月 | 15:00~ |
7:30~18:00 | 4月、5月、9月 | 16:00~ |
7:30~19:00 | 6月、7月、8月 | 16:00~ |
僕は12月に行ったため、オープニングアワーが短く(7:30~14:00)、12時から個人入場ができましたが、オープン時間が長くなる他の月は、個人入場ができる時間はもっと遅くなります。
また、ツアーを希望する場合でも個人入場でも、当日突然参加もできますし、こちらから事前に予約しておくこともできます。
[/st-mybox]
ただし、ここから3km離れた「ビルケナウ収容所」(線路やガス室、寝室などがある方)は、入場に何の制限もありません。
なので、先に「ビルケナウ収容所」を見て、そのあとに「アウシュビッツ Ⅰ :博物館」に入るのが基本的なルートになります。
ただその時に気をつけないといけないのが、「シャトルバスの時間」。
始発のシャトルバスの時間は10:10〜。
朝イチのバスで行った場合は、移動手段が歩きしかありません。
僕は歩いて「ビルケナウ収容所」まで移動しました。なかなか遠く感じましたが、それはそれで楽しい。
「ビルケナウ博物館」の方は、12時まで個人の入場はできませんが、先にチケットやパンフレットを購入することはできます。
先にチケットを購入しておけば、チケット購入行列に並ばず、そのまま荷物検査の列に並ぶことができます。
大きいバックやキャリーバッグの持ち込みは禁止です。空港と同じような検査があります。(ロッカー付き)
おすすめは朝イチのバス→「ビルケナウ収容所」→「アウシュビッツ Ⅰ :博物館」
おすすめは朝一(6:20発)のバスに乗って移動。
到着後歩いて「ビルケナウ収容所」に移動する流れ。
ちょっと大変ではありますが、上の写真のように、「誰もいないアウシュビッツ」の中にはいることができます。
スタッフに尋ねたところ「あなたが3人目かな、多分」と言われましたが、かなり広いこの敷地の中では、3人くらいなら姿は見えてもすれ違うことはほとんどない。
そんな静けさの中歩いていると、より当時の肌寒さや冷たい感じが刺さります。
早く出たいけど、ちゃんと全部見ずには出られない、みたいなそんな感覚に陥りました。
4時間ほど歩いた時にはツアー客がたくさん入ってきて、そうすると急に「遺産」から「観光地」に変わった感じで、少し苦手でした。
ぜひ、朝イチの静かなアウシュビッツの歴史をそのまま感じてください。
※12時以降の「ビルケナウ博物館」に個人で行く場合は混雑必須です。あきらめましょう。
-
「ワルシャワ」から「クラクフ」までのバス移動!(ポーランド旅)
さて、今回はポーランド🇵🇱のワルシャワから、クラクフ(本当はクラコウって発音するらしい)までのバス移動について。 クラクフは、「アウシュヴィッツ収容所」に行くための拠点として有名な場所ですよね。 また ...
続きを見る
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は、「クラクフ」から「アウシュビッツ」までのバス移動を中心に紹介しました。