「ポーランドのクラクフって何があるの?」
「おすすめ観光スポット、穴場スポットを知りたい!」
今回の記事では、ポーランド🇵🇱クラクフのおすすめスポット、穴場スポット、レストラン、それからアウシュビッツ関連スポットについてまとめています。
「クラクフ」に来たら絶対行きたいおすすめスポット
クラクフはワルシャワと違って、昔ながらの街並みが多く残っている小さな美しい街。
クラクフ中心部には、お城や教会などの歴史が集まっている大きな「中央市場広場」があり、そこから放射線状に道路やトラムの線路が伸びた作りとなっています。
歩けば歩くほど、どんどんクラクフの街の魅力が見えてきて楽しいですよ。
1 美しすぎる夜景と一緒に「ヴァヴェル城」
まず最初は、「ヴァヴェル城」。
「中央市場広場」から5分くらい歩いた高台にあるお城。
14世紀に建てられた歴史あるお城で、中に入ることもできます。(入場可能時間あり、入場料要)
城から見える夜景は絶景です
おすすめは「ヴァヴェル城」から見る夜景。
城の横を流れている「ビスワ川」に、対岸のライトアップ、奥に見える観覧車など、ものすごく気持ちのいい景色が広がっています。
夜の「ヴァヴェル城」おすすめです。
また、「ヴァヴェル城」と「ビスワ川」の間に「ヴァヴェルの龍」という像が立っています。
クラクフの伝承に基づいて建てられたものらしいですが、定期的に口から火を吹きます。
「ヴァヴェル城」の上からもその姿を見ることができる上、結構な火力で熱を感じられます。時間があれば、火を吹くまで待っててもいいかもしれません。
一瞬で終わります。
2 過去にタイムスリップ「クラクフ地下博物館」
2つ目の「クラクフ地下博物館」も「中央市場広場」内にある施設。
地下の石屋赤煉瓦に囲まれた歴史ある空間の中に、クラクフの始まりから戦前における街並み、家、人骨、模型などいろいろな展示物を鑑賞できる場所。
単なる歴史や遺物の展示だけでなく、現代的な技術を駆使した展示も置かれており、違和感も感じつつも飽きない面白い展示となっています。
クラクフで博物館に行くのであれば、ここだけでいいでしょう。
3 クラクフのお土産探しはここ「織物会館」
13世紀に建てられたルネサンス様式の歴史あるアーケード「織物会館」。
このアーケードの中では、「ポーランド食器」をはじめ、数々の民芸品や雑貨、ポーランドの名産琥珀、毛皮、宝石などなど、お土産にぴったりの店が立ち並んでいます。
店によって価格が異なる場合があるので、一通り目を通した後購入するようにしましょう。
2階にはアートギャラリーもあるのでゆっくりまわってみるといいですよ。
4 祭壇の彫刻が美しすぎる「聖マリア教会」
「中央市場広場」に高く聳え立つ「聖マリア聖堂」。
ゴシック様式のこちらの聖堂の1番の魅力は、「聖堂内の祭壇の装飾の美しさ」。
内部は写真NGなので撮ってませんが(Google Mapなどには上がってるかも。)本当に美しいです。
僕がクリスマスに行った時には、聖堂内で結婚式を行っており、一層神聖な雰囲気で感動しました。
5 「ダ・ヴィンチ」の名画『白貂を抱く貴婦人』が収蔵「チャルトリスキ美術館」
続いては「チャルトリスキ美術館」。この美術館も「中央市場広場」の中にあります。「中央市場広場」にいるだけでもかなり時間を潰せます。
この美術館の最大の魅力は、ダヴィンチの名画『白貂を抱く貴婦人』が収蔵されていること。
パッとは浮かばない方も多いかもしれませんが、見たらなんとなく見覚えがあるかも。(僕は全くわかりませんでした。)
それを含め、あらゆるアートや工芸品を、1800年に建てられた歴史的な建造物の中で楽しむことができますよ。
6 ホラー体験アミューズメント「Lost Souls Ally」
こちらの「Lost Souls Ally」は、ホラー映画をもとにした体験型施設。「中央市場広場」の中にあります。
ホラー好きな人にはうってつけのスポット。
海外のホラーってレベルが違いそうですよね。
人気のスポットらしく、本気で行きたい場合は事前に予約しておいた方がいい場所です。
英語にも対応しているので、こちらから事前にご予約ください。
7 ポーランドの日本の絆を感じる「日本美術技術博物館」
なんとクラコウに、日本とポーランドのつながりに焦点を当てた博物館があります。
それが「日本美術技術博物館」。
ポーランドの主要な芸術家の作品に、日本美術が与えた様々な影響について、さまざまな作品と共に示されている場所です。
日本の伝統や文化に基づいて、いろいろなワークショップが開催されたり、日本語教室が開かれたり。
日本から遠く離れた異国の地で、日本との強い繋がりを感じることができる貴重な場所です。
8 可愛い彫刻とライトアップが綺麗「Father Bernatek's Bridge」
こちらの「Father Bernatek's Bridge」は、体操の彫刻が多数飾られているスポットとして有名。
なぜこのような彫刻がこんなにたくさん飾られているのかは謎。
夜は橋全体がライトアアップされるし、橋の上から見える対岸の景色も幻想的です。
中心部からは外れた静かな場所なので、夜にのんびり散歩するのをお勧めします。
9 駅前の広場でちょっと運動「アイススケートリンク」
冬シーズン限定ですが、クラコウ駅前の広場では、特設アイススケートリンクがあります。
道具は全てレンタルが可能。
特に夜は、クリスマスツリーや周辺の歴史ある建物がライトアップされていてかなり幻想的です。
ちょいと一汗流してみませんか。
10 緻密な作りに見惚れる「聖ジョセフ教会」
「St. Joseph's Church」はその見た目が群を抜いて緻密。
外観がまるでお城のような、みていてため息が出るようなそんな感じ。
1900年代初めに建てられ比較的新しいゴシック様式の教会で、中は比較的シンプルですが、教会好きなら訪れたい教会の1つです。
少し中心部から離れたところにあるので、行くならバスの利用が無難です。
11 本格ホラーリアル脱出ゲーム「Fear Factory House of Fear」
先ほど上で紹介した、「Lost Souls Ally」に次ぐホラー施設。(なんでこんなにホラー施設が集まっているんでしょう)
「Fear Factory House of Fear」は体験型のリアル脱出ゲーム。
公式ホームページのフォトギャラリーもやたらとすごいことになっています。
また、公式ホームページ内に実際の脱出の様子の動画も何本か掲載されているので、まずはこちらからその内容を確認してみるといいと思いますよ。
12 クラクフで一番歴史のある市場「オールドマーケット」
「オールドマーケット」はクラクフで一番古くから現在に至るまで開かれている市場。
農産物をはじめとして、パンや肉、ワイン、生活必需品などあらゆるものが揃ったマーケットです。
アクセスもよく、イートインできるスペースがあったり、お土産にもできる雑貨も売ってあるため、一度足を運んで損はしないスポット。
掘り出し物もあるかもしれません。
13 超近代的な大聖堂「Sanktuarium Bożego Miłosierdzia」
「Sanktuarium Bożego Miłosierdzia」はパッとみただけではなんの建物なのかわからない、モダンな作りをした大聖堂。
ローマ・カトリックに由来する建物で、ものすごく広い空間の中に煌びやかな装飾で飾られています。
ただ、こちらもクラコウ中心部からはかなり離れたところにあります。
クラコウの南側には、この教会を含めいくつかの教会、それから映画『シンドラーのリスト』関連スポットが並んでいるところです。
その辺の名所と合わせて行くといいかもしれません。
14 雑踏から離れた静かで豪華な教会「聖フランシスコ教会」
「聖フランシスコ教会」もクラクフに行ったら訪れたいスポットの1つ。
「中央市場広場」の中にあるのでアクセスがいい割に、なぜか比較的観光客が少なく、ゆっくりと細部まで建築を味わえる空間です。
外見はかなりシンプル。
ただ、中はよく歩いてみてくと細部の装飾までこだわったすごく美しい空間が広がっています。
いわゆる「穴場」の教会というところです。
アウシュビッツ映画『シンドラーのリスト』関連スポット
続いては、「アウシュビッツ収容所」がモチーフの映画『シンドラーのリスト』関連スポット、「アウシュビッツ」「ユダヤ人」関連スポット9つをまとめました。
ユダヤ人の収容所といえば当然「アウシュビッツ収容所」が最も残虐な場所として知られていますが、同じような収容所がここ「クラクフ」の南のエリアにも存在していました。
いまだにその名残がある場所が多数残っています。
1 『シンドラーのリスト』のシンドラーが実際に住んでいた家
映画『シンドラーのリスト』の中に登場するシンドラーが実際に住んでいた家がそのまま残っています。
映画の中でも収容所に移送されたユダヤ人の家に引っ越してくるシンドラーの様子が描かれています。
残念ながら現在は、ちゃんと保存されておらずただの廃墟も同然。
ただ、次で紹介する「シンドラーの工場」とこちらの家とは徒歩数分。その距離感などを感じてください。
2 多くのユダヤ人の命を救った「シンドラーの工場」
「シンドラーの工場」は映画の中でもあらゆる手を尽くして、ユダヤ人を雇い、収容所からどうにか出れるように試行錯誤するシンドラーたちの様子が描かれています。
現在は、映画とは全く関係はなく、ユダヤ人関連の博物館となっていますが、その壁には当時のユダヤ人従業員たちの顔と名前が貼られています。
それをみるだけでも、本当にこの場所でこんなことがあったんだと考えさせられます。
3 クラクフ収容所管理者の家&会議室「グレイハウス」
クラクフ収容所の管理者が住んでいた家が今もそのまま残っています。
特に中に入れたり、何か飾られているわけではありませんが、そのまま残されています。
ただ、周辺には当時の様子を知らせるパネルがいくつも設置されており、「グレイハウス」周辺の今は草原となっているスペースに、当時はどのようにユダヤ人が管理されていたのかを知ることができます。
また、周辺には壊された教会の跡がそのまま残されていたり、ユダヤ人の扱いを最後まで伝え続けた女性の墓があったりと、「アウシュビッツ収容所」と同じような感覚になる場所です。
『シンドラーのリスト』をみた後に来ると尚更痛感します。
4 当時の最悪な歴史の跡「ゲットーウォール」
「ゲットー」とは、ユダヤ人だけを強制的にすまわせた「居住区」のこと。
それを仕切っていた「ゲットーの壁」が、あえてそのまま残されている場所があります。
街中に突然現れるグレーの寒々しい壁に苦しくなります。
5 ユダヤ人の歴史を学ぶ「ユダヤ人博物館」
その名の通り「ガリシア・ユダヤ人博物館」は、当時の様子の写真や物、お墓など「ユダヤ人」に関わるあらゆるものが展示されています。
入場料が必要です。
またこの博物館があるエリアは、ユダヤ人関連のスポットが多数あります。
当時の街並みがそのまま残っているところも多いので、ゆっくり歩いてみてください。
6 クラクフにおけるユダヤ文化と歴史が残る「シナゴーク」
「シナゴーク」とは「ユダヤ教の会堂」のこと。
キリスト教でいう「教会」と同じような感じの認識で大丈夫です。
こちらの「スタラ・シナゴーク」は15世紀に建てられたシナゴークを復元したものを、現在ではユダヤ人の歴史を伝える博物館として開放しています。
この周辺にも複数のシナゴークがありますが、もっと広い目で見れば「ハンガリー・ブダペスト」にあるシナゴークなど、ヨーロッパ各地にシナゴークは残されており、ユダヤ人の歴史を伝えるものとして残されているところが多いです。
7 当時のユダヤ人の生活を感じる「ユダヤ人街ストリート」
「Kazimierz(カジミエシェ)」というのはこの辺一体のエリアの名前で、ユダヤ人が暮らしていた場所のことです。
「ユダヤ人街ストリート」と書きましたが、この辺りは当時ユダヤ人が生活していたままの景色がそのまま残っています。
少し裏路地に入れば、当時の面影を残すカトラリーや雑貨などが販売されているところも。
よくよくみると壁に写真のような文字などが残されていたり。
石畳の綺麗な街ですが、街全体が一つの遺産として価値がある場所です。
8 ホロコーストを追悼する記念碑「ユダヤ人墓地」
こちらのユダヤ人墓地は、元々は1800年ごろに作られ単なるお墓として利用されてきたもの。
ですが、現在はこの場所に「ホロコースト」を追悼する記念碑が建てられており、この場所も「ナチスドイツ」の歴史を表す場所の1つとなっています。
「ホロコースト」とは、「ナチスドイツによる約600万人のユダヤ人の虐殺」のこと。
9 ゲットーの英雄広場
こちらの「ゲットーの英雄広場」にはたくさんの椅子が置かれています。
ユダヤ人が、自分たちが住むゲットーから出て行くよう言われた時に、大切なものとスーツケース、それから新しい場所で座るための椅子を持って家を出て、この広場に集められたそうです。
その名残からこの広場にはたくさんの椅子のモニュメントが残されています。
これらのスポットを巡るとかなり体力を消耗しますが、ほんの数十年前の歴史を思い起こさせる貴重な場所です。生きているうちに行かないわけにはいきません。
事前に当時の世界情勢の知識を入れていくと尚更刺さるところは多くなると思いますが、あまり詳しくなくても『シンドラーのリスト』は直前に見て行くことをおすすめします。
時間の価値が変わります。
ポーランド料理が味わえるレストラン・おすすめカフェ
続いては、ポーランド料理が味わえるレストランとおすすめのカフェをまとめて紹介。
1 本格的なポーランド料理を味わう「Pod Wawelem Kompania Kuflowa」
本格的なポーランド料理を、ヨーロッパらしい雰囲気の中で味わいたいならこの「Pod Wawelem Kompania Kuflowa」がおすすめ。
建物の内装、雰囲気、料理どれをとっても満足できるレストランの1つ。
ヴァヴェル城の近くにあるためアクセスも周辺の街並みの雰囲気もいい場所です。
2 リーズナブルでうまいポーランド料理「Kuchnia u Doroty」
1つ目のレストランと比べると、少しこじんまりとした店内で比較的リーズナブルなポーランド料理が味わえるレストラン。
「Kazimierz(カジミエシェ)」エリアの中にあるレストランで、昔ながらの街並みが残る美しいエリアで、地元の料理を味わえます。
3 ローカルな地元食堂「Lunch Bar TU」
レストランというよりも食堂に近い感じ。
3つの中では一番お手頃に地元の料理を味わえる場所。
ショーケースの中にある料理を好きな分だけ注文するビュッフェスタイルで、いろんな味を楽しめる食堂です。
4 カフェに行くなら猫も一緒にどうですか「Cat Cafe Kociarnia」
ここからはカフェの紹介。
クラコウにも至る所にカフェがあって、ありすぎてどこに行けばいいかわからないくらい。
そんな時におすすめなのがこちらの猫カフェ。
猫とカフェを海外で同時に味わう、日本とはまた少し違って楽しい時間になるはず。
5 歩き疲れた時にエネルギー補給に「Mr Pancake.」
次におすすめするのが、店名の通り「パンケーキやさん」。
パンケーキは見た目のインパクトからものすごい。
その上パンケーキだけじゃなく、ハンバーガーやピザなども注文できるため、ランチとしてもOK。
6 チョコレート愛は世界共通「Krakow Chocolate Manufacture」
こちらの「Krakow Chocolate Manufacture」は、チョコレート作り体験もできますが、いろんな種類のチョコレートが売られているのが楽しすぎる場所。
チョコレートでお腹いっぱいになりたい、チョコレート風呂に入りたい(それはできないけど)。
チョコレート好きにはたまらないスポットです。
Amexは使えないところが多い
世界的負の遺産「アウシュビッツ収容所」は必須
ポーランド・クラクフといえば「アウシュビッツ収容所・博物館」は切っても切り離せない存在です。
「クラクフ」からバスで1時間ほど行った「オシフィエンチム」という街に、この負の遺産は残されています。
博物館と収容所を見るだけで1日はかかるので、クラコウ観光のスケジュールは余裕があると安心です。
「アウシュビッツ」については下の記事にまとめています。
-
【アウシュビッツ強制収容所】に行ってきた。モデルコース紹介(ポーランド観光)
「死ぬ前に一度でいいから「アウシュビッツ」には行ってみたい。」 「アウシュビッツへの行き方や見所とかの基本的な情報が知りたい。」 2022年12月27日に念願の「アウシュビッツ収容所」に行ってきました ...
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世界遺産「ヴィエリチカ岩塩坑」は中心地から30分程度
「ヴィエリチカ岩塩坑」は地下に、世界遺産の1つで、その名の通り塩で囲まれた地下の中に礼拝堂や塩湖などがある幻想的な場所。
13世紀ごろからずっと商用で利用されてきましたが、1996年にストップ。
ツアーでのみ中に入ることが可能で大体1時間〜1時間半くらい洞窟の中を探検することができます。
クラクフ観光に余裕があるなら訪れたい神秘的な場所の1つです。
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は、ポーランド🇵🇱のクラクフの観光地、メジャーから穴場までのスポット、さらにおすすめのカフェやレストラン、アウシュビッツ映画『シンドラーのリスト』の関連スポットなどを網羅しました。
小さな街の中にかなり魅力が凝縮しているお気に入りの街です。
存分に満喫してくださいね。