海外旅行に行くときは「クレジットカード」もしくは「デビットカード」は必須。
「種類が多すぎて、結局どれを使えばいいのかわからない。」
「日本円で支払うのは損してるんじゃ。」
そんな方におすすめなのが、ヨーロッパを中心に拡大している「Revolute」(レボリュート)というイギリス発祥のデビットカード。
これがめちゃめちゃ便利。
簡単に言えば「楽天銀行」や「auじぶん銀行」と同じ「ネットバンク」かつ、「Wise」のように他通貨の両替が簡単にできるものですが、操作性が圧倒的に便利。
他のカード使えないくらい僕は気に入っています。
その「メリット」「デメリット」、便利な機能など、実際に僕が使ってみて感じていることをまとめました。
「Revolute」(レボリュート):超便利、多機能オンラインバンク
「Revolut」は、年会費無料で利用できるイギリスに拠点のあるオンラインバンク。
オンライン専用口座とそれに付随するデビットカードを低コストで利用できます。
このサービスは、米国、カナダ、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、そしてポルトガルといった国々で展開されています。
アプリを通じて、送金から支払いまで、あらゆる種類の取引を行うことができるし、Apple Payなどでの支払いも可能。
Revolutのメリット:実際に使った感想と共に
次にRevolutのメリットと共に、その多機能ぶりについて紹介。
僕はRevolutのヘビーユーザーです。特に海外旅行の時に重宝していますが、通常の生活使いでもかなり便利な機能が備わっているので、実際の感想と共に紹介します。
使ってみて感じるメリット
- 為替手数料なしで、通貨の両替が即時可能(レートを見て両替のタイミングを測れる)
- レボリュート間のお金のやり取りが簡単
- 端数貯金ができる
- 1ドルから投資にも挑戦
- キャッシングができる
1つずつ詳しく解説します。(年会費無料の「スタンダードプラン」を利用しています。)
1 為替手数料なしで、通貨の両替が即時可能(レートを見て両替のタイミングを測れる)
Revolutでは、すぐその場で、あらかじめ指定しておいた他の銀行口座からお金をチャージ、そして任意の通貨に「手数料なし」で両替することができます。
「その場」でできるので、旅行の予定が立っていれば、レートを定期的にチェックして、お得な時に両替しておくことができます。
もちろんそれを繰り返せば、少しお金を増やすことだって可能。
「両替」ボタンを押した瞬間に、お金の移動は完了するのでかなり便利。
また、各国の口座を保有していることになるので、例えばアメリカドルでの収益などがある場合、直接Revolut内のアメリカドル口座に、手数料なく振り込むことも可能。
海外でのワーホリや仕事など、すべての国ではないですがRevolut1つで対応できる国は結構多いです。
通貨の種類:世界29通貨に対応
必要な国の通貨を必要な分だけ、0円で開設可能。
通貨数で言えば若干WISEの方が多いですが、開設や両替にかかる手間を考えるとRevolutの方が楽ちんです。
以下、日本円に加えて利用できる通貨一覧です。(2023年4月)
アメリカ「ドル」 | 欧州「ユーロ」 | カナダ「ドル」 | メキシコ「ペソ」 | イギリス「ポンド」 | チェコ「コルナ」 | ポーランド「ズウォティ」 |
セルビア「ディナール」 | ルーマニア「レウ」 | ブルガリア「レフ」 | スウェーデン「クローナ」 | デンマーク「クローネ」 | アイスランド「クローナ」 | ノルウェー「クローネ」 |
スイス「フラン」 | ハンガリー「フォリント」 | カタール「リヤル」 | サウジアラビア「リヤル」 | 南アフリカ「ランド」 | イスラエル「新シェケル」 | モロッコ「ディルハム」 |
オーストラリア「ドル」 | ニュージーランド「ドル」 | シンガポール「ドル」 | 香港(ドル) | タイ「バーツ」 | トルコ「リラ」 | UAE「ディルハム」 |
そのほかの国に旅行へ行くときは、カードで支払うことはできませんが、下でまとめている「キャッシング(ATM)」からの引き出しがこのカードで可能です。
2 レボリュート間のお金のやり取りが簡単
Revolutでは、Revolutアカウント保有者同士のお金のやりとりもかなり楽。
アプリ内には、SNSのようにメッセージのやり取りができる機能もついており、そこで相手を検索&選択して、お金を入力すれば、いつでも送金可能です。
アイコンも設定できます。
3 端数貯金ができる
「小銭貯金」「500円貯金」そのような貯金がRevolut内で完結。
例えば「980円」の商品を、Revolutで支払いした場合、「20円」は「貯金用の口座」に自動で入れてくれる機能。
上の写真はその「貯金用の口座」で、カード支払いをした際にここから引き落とされることはありません。
でもいつでも通常の口座に引き出すことができます。
端数の量は自分で調節可能(1倍〜10倍)
また、「端数」の倍率を変えることもできます。
倍率を「2倍」にしておけば、端数が「20円」だったとき「40円」貯金用の口座に回されます。
最大で「10倍」まで設定が可能です。
あらかじめ設定した「貯金の目標金額」に達するまで、自動で端数は貯金され続ける仕組みです。
旅行の際の支払いを基本的に「Revolut」に統一していましたが、それだけでもいつの間にかそこそこの金額がたまっていました。
普段使いでもありがたい機能です。
4 1ドルから投資にも挑戦
さらに、株の取引も可能です。(アメリカドルでの取引のみ)
1ドルから投資することができるので、遊び感覚で取り引きを始めることができるし、例えば貯金用口座に溜まったお金を投資に回すという方法もあります。
当然投資金額に基づいた配当金もあります。
しかも1秒単位で表示金額が更新されます。
タイミングを見て取引できれば、収入の一部にすることも十分可能です。取引自体もボタン1つで簡単だし、すぐに実行してくれます。
- 支払い
- 給与の振り込み
- 貯蓄
- 株取引
- 外貨両替
つまり、Revoluteの口座ひとつでこれらの取引がボタン1つで簡単にできるということです。
5 キャッシングができる(月200ポンドまで海外ATM利用無料)
Revolutに対応していない通貨の国に行くとしても、現地のATMから現地の通貨のお金を引き出すことも可能です。
1ヶ月200ポンドまでは、海外ATM利用無料。(スタンダードプランの場合)
その時のレートに合わせたお金を引き出すことができます。
海外旅行に行く際は、正直これ1枚あれば基本的に困ることは何もありません。
Revolutのデメリットは?
それでもいくつかデメリット・使用上の注意点があります。
デメリット
- カード発送料がかかる(スタンダードプランの場合)
- 英語でのやり取りのみ(カスタマーサポート)
- ATM引き出し(無料)には上限あり。超えたら2%の手数料が発生。(無料口座で上限200ポンド、プレミアム口座で400ポンド、メタル口座で600ポンド)
- 銀行振込、国際的な送金では2〜3日かかる(その他関連費用が発生する可能性も)
といっても、これらのデメリットは、「普段は利用することはない」ものばかり。
「もしも」の時の問い合わせやキャッシング、送金の際にちょっとした消費や不都合が生じますが、通常買い物等に使う分には何も関係がないところ。
Revolut デビットカードの種類
Revolutのデビットカードには機能に応じて3つの種類があります。
スタンダード | プラス | プレミアム | メタル | |
口座維持費 | 無料 | 2.99ポンド/月 | 6.99ポンド/月 | 12.99ポンド/月 |
両替手数料 | 月5,000ポンド | 上限なし | 上限なし | |
ATM利用手数料 | 月200ポンドor5回 | 月200ポンド | 月400ポンド | 月600ポンド |
カード配送料 | 有料 | 無料 | 無料 | 無料 |
パーソナライズカード発行 | 有料 | 無料 | 無料 | 無料 |
カスタマーサポート | なし | あり | あり | あり |
その他の特徴 |
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※スタンダードプランの場合、別途デビットカードの配送料がかかります。(配達する国によって異なるが2000円程度)
僕は基本的には旅行の際、海外で使う時に利用しているだけなので「スタンダードプラン」で十分。
有料プランにすれば「海外旅行保険」が付帯されますが、年会費無料で利用できる「海外旅行保険付帯のクレジットカード」は他にもたくさんあるので、ここで有料にする必要は特にありません。
大量のお金を外貨両替して収入を得たり、キャッシュバックでの利益を検討する場合以外は、スタンダードで十分だと思いますよ。
パーソナライズカード
また、発行するデビットカードには自分の好きな言葉を刻印できる有料オプションも。(プラスカード以降は無料で可能)
世界で自分だけのオリジナルカードをゲットできる面白い取り組みです。
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は、イギリスに拠点を持つ「Revolut:レボリュート」の機能やメリットについて紹介しました。
まとめるとこんな感じです。
メリットまとめ
- 為替手数料なしで、通貨の両替が即時可能(レートを見て両替のタイミングを測れる)
- レボリュート間のお金のやり取りが簡単
- 端数貯金ができる
- 1ドルから投資にも挑戦
- キャッシングができる
特に海外旅行には欠かせないカードの1つ。もちろん普段利用もOKですよ。